恐竜達に囲まれて太古な食事、太古レストラン・酒場ダイナソー

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神奈川県大和市にある恐竜レストランに3世代で行って参りました。「孫が喜ぶところ」で昼食をと親に要望を言われるも、ポケモンカフェの様な人気のある場所は予約必須なので選択肢にならず、あそこなら予約なしでも大丈夫だろうとと見切り発車で向かったのが「太古レストラン・酒場ダイナソー」でした。注:上の写真はJR福井駅前です。

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最寄りの高速ICは横浜町田で降り、厚木基地の近くにそのレストランはあります。厚木基地は綾瀬村と海老名村の間の耕作地に戦中に建設された海軍基地が起こりで、現在は海上自衛隊/米海軍が共同で使用しています。横須賀を母港とする米軍空母艦載機の基地となっていたので、厚木基地での訓練による離発着時にはグォー、バリバリバリと凄い音を出していました(平成30年に岩国基地へ訓練は移管済)。自分には航空機の騒音問題と言うと、この厚木基地が頭に先ず浮かびます。

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太古レストラン・酒場ダイナソーはDアイランド株式会社が4年程前に開店した恐竜をテーマにした食事処です。開店初日から大ゴケして、翌日を緊急閉店にし「オペレーションの再検討と翌日の仕込みの時間のため臨時休業いたします」と発表したのが有名となりました。このニュースを聞いた時には、「太古のやつらが蘇って、たぶん食材とスタッフを食べてしまったのだな」と思ったものです。

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ティラノサウルスの頭が建物から突き出して、大口を開けている面白い入口です。ティラノサウルスは体長10メートル以上あったと言われ、大人の男性も丸呑みできる程だったと推測されています。この大きな口にペロリと呑み込まれてのご入店となりました。

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店内に入るといきなり薄暗い太古の世界。自分以外の家族全員は初めて来訪なので驚いている様子でした。予めに両親に「このレストランは動く恐竜を見るところで、食事やサービスには一切期待をしてはいけない。恐竜好きのための恐竜レストランで、恐竜を見ていられるだけで半日過ごせる覚悟が必要...」と予防線にと説明をしておきました。

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開業以来数年続いている人手不足が待ち合い場所にハッキリと赤字で明記されています。このレストランは恐竜好きなオーナーが、とある恐竜展示会にて恐竜を飼いたいと思ったのが始まりで、あれよあれよと20体の恐竜達が手元に。このレストランはあくまでその恐竜達の保管場所であって、そも他諸々は全てオマケであると言い切って良い場所なのです。

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探検服を着た従業員の案内で席まで進みます。レストラン内の写真撮影はOK、恐竜に触るのは不可と説明を受けましたが、以前あった3本指を立ててガオーの挨拶はなくなってしまったようです。過去にお触りが過ぎて、(ロボット)恐竜が入院をした事もあったので恐竜に手で触れるのは厳禁とのこと。テーブル席までの途中には子供が乗れる、動く恐竜が納屋に置かれていました。

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自分達の席から見た「恐竜大行進」です。これらの恐竜は飾られているだけではなく、それそれが動いて鳴き叫びます。薄暗い店内の雰囲気と合わせてタイムスリップしたかのようでした。恐竜が絶滅したと言われる白亜紀は現在から何千年も前のはずなので、恐竜の"声"が本当はどのようなものだったかは不明。しかしながら、各種TV/映画の影響を受けてソレらしく聞こえてしまいます...。

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自分達のテーブル席の後ろにはアンキロサウルスが! 背中が甲冑のような硬い体を持つ、10メートルにもなる大型の草食恐竜。草食(おとなしい)と恐竜(きょうぼうな)は反意語に聞こえるので、合体した草食恐竜は不可思議な響きに聞こえてしまいます。ハンマーのような尻尾の先を振り回して、ティラノサウルスと北米の草原で闘ったとか...。

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館内最大の見どころは、やはり正面のティラノサウルスを中心とする舞台。手前のスピノサウルスは肉食恐竜で最大の躯体を持っていたと言われており、主に北アフリカに生息。奥のティラノサウルスと並ぶと、どうしてもジュラシックパーク3での戦闘シーンが脳裏に蘇ってしまいます。

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恐竜の巣サラダに、アンキロサウルスプレート。どちらも言わんとすることは伝わってきました。グリーンサラダ&細切りのキャベツ・ごまドレッシングに固焼きそば。その上に恐竜の卵のような煮卵。ウィンナーロールは串の先にウィンナーが間隔を空けて刺されてアンキロサウルスの尻尾に見せているようでした。

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こちらは「ちびっこレンジャーランチ」。皿はお店の特注品なのか、出口そばの売店でもプレートが販売されていました。このランチを頼むと会計時に恐竜ガチャガチャが1回ませます。この他に火山カレー等も頼みましたが、全ての皿に千切りキャベツがぎょうさんと盛り込まれておりました。

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恐竜というのはその大きさもさる事ながら、大昔に絶滅していて参照資料が極めて限定的だと言うのがその魅力増しているのだと感じます。想像の余地が大きく、化石等を見ると想像を掻き立てられてしまう...。恐竜が地上を現在でも闊歩しているならば、おそらくは人類によって地上からは駆除されており、あまりに生々しくてエンターテインメント型レストランに恐竜は展示されていないと思うのです。

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イグアノドンを襲うヴェロキラプトル。この2体のラプトルを見たからには、両手を広げてジュラシックワールドのオーウェン調教師のポーズをしないわけには...。

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そして、最恐の称号を欲しいままにするティラノサウルス。原寸大の10メートルの迫力あるサイズで、大きな口を開け閉めしながら首をグルリと回して迫ってくるかのようでした。こんな大きな生き物に追い回された時には、と思わず考えてしまいます。因みに、これ一体で800万円だそうです。

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レストランを出る前に各恐竜達に挨拶をして周りました。口を開け閉めするバリオニクスに頭を突っ込んでみる息子。お土産コーナーの傍には有名なステゴサウルスが待ち構えていてお見送り。並んだ菱形の骨板が特徴的な人気恐竜が「プワーン」と別れを惜しんでくれました。嬉しいものです。

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最初に食べられたティラノサウルスの大口から外に出ると、現代に再びタイムスリップをしたかの感覚に陥りました。遠方から来る客が多いのか、静岡や大宮、なかには久留米ナンバーの車も停まっていました。これだけの恐竜に囲まれながら食事のできるレストランは世界でも数える程しかなく、恐竜好きには実に貴重な場所と思える場所でした。