新宿駅前の隠れ忍者屋敷・忍者新宿にて忍法「父の退院祝い」

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高いエンターテインメント性にて話題となった赤坂本店に始まり、京都、ニューヨークと店舗を拡げてきた忍者レストランが新店舗を東京の新都心・新宿に開店したので、忍びながら出掛けて参りました。赤坂の本店同様に忍者料理とその愉しい忍者サービスが気に入ってしまい、これまでに会社の接待で3回利用しておりましたが、家族では初めての訪問です。

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1日に3-400万人の乗降車人数を誇る世界一ターミナル駅・新宿から歩いてスグ、西口電気街の真っ只中に忍びの屋敷はあります。「まーるい緑の山手線 真ん中通るは中央線 新宿西口駅の前 カメラはヨドバシカメラ」と流れる背景音と、行き交う人々の雑踏に紛れる都会の一角の雑居ビルが江戸忍者の屋敷「忍者新宿」です。始まりは江戸の開府。重要な街道である甲州街道の押さえとして設置された忍者屋敷がこの地にあり、その末裔が現在に至るまで日々の鍛錬を重ねつつ、この屋敷を守っているのだとか。この日は父親の退院祝いという事で、遠方であっても会話ができる秘技・携帯電話で予約をお願いしてからやって来ました。

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自動ドアなる奇っ怪な扉を開け、少し暗い受付にて「予約をお願いしたXXXです」と合言葉を告げると、最新忍術の粋を凝らした人造人間が九字の呪文「臨兵闘者皆陣烈在前」を九種の手印を結びながら唱えると、忍者屋敷に張られた結界が解かれ、ガーという音と共に隠し扉が開門。この扉は会計を済ませずに逃走する不届き者を逃がさないように、帰り道でも結界を解かなくては現世には戻れない仕組みです。

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通路の先にある忍び屋敷の入口には大きなテッポウユリが飾られていました。この百合はただの百合ではなく、外敵の侵入時には忍術によってテッポウが鉄砲となる特殊な忍者植物。部屋への細い通路も薄暗く、突き当たりには侵入者を惑わす鏡。正確な部屋数は不明ですが、見た感じでは恐らく内部には6部屋ぐらいしかない小さな屋敷のようです。

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くノ一さんの案内を受けて着席。ナプキンには「臨める兵、闘う者、皆陣を列ねて、前に在り」と記されており、まるで戦陣へと臨む者の最後となるやもしれない食事であるかのような気分となり、身が引き締まりまる思いがしました。息子はジュースを受け取る時に「ありがたき幸せでござる」と伝え、これまで乗り越えてきた数々の忍術修行の成果、いかに忍者レストラン楽しむべきかの手本を祖父母に披露。

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担当となったくノ一者が先ず最初に運んできたのは、忍者の里の歓迎を意味する最中を載せた宝船。「江戸前来航のおもてなし」と言うそうです。船が未明の大海原を行くかのごとく濃霧を噴き出す姿は迫力があり、子供が自分の席から立ち上がり目前で食い入るように見ていました。忍者の刻印が押された最中の中身はイブリガッコにクリームチーズと金山寺味噌を和えた珍味でした。

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その後には黒塗りの「忍者秘宝の玉手箱」が各自に配られ、封がされた中身をゆっくりと開けてみるとモクモクとした煙の中から寿司が出てきました。通常コースはマグロとヒラメ、ベジタリアン・コースには上の写真のベジ握り寿司。トマトが寿司ネタになっているのは初めてかもしれません。

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忍者グッズ付きの子供向け中忍コースはこちらです。中忍コースと上忍コースのどちらが良いかと息子に尋ねたところ、「まだ上級忍者の試験を受けていないから中忍で!」と言われて頼んだのでした。京都の新京極通りにあった忍者レストラン京都は、忍演乱舞にて沢山の殿/姫をもてなすも、新しい手練「乱・京都」に屋敷を乗っ取られてしまいました。その時に命からがらに忍び達が持ち帰った京都店限定の品々が、プレゼントとして使われているようです。

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「火遁の術」はサザエの塩山焼き。目の前で↓↓↓動画の様にくノ一さんが着火してくれました。燃え盛る炎に忍者布をヒラリと被せ、消火してから盛り付けをして提供して貰えます。サザエにバターとガーリックを効かせた逸品で、アツい、アツいと言いながら食べました。

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忍術を施す事により様々なモノが食べ物に化けます。衝撃的だったのが「灼熱変化の術」をかけた木炭で、内部が赤く燃える七輪より炭を取り出して、くノ一さんがお皿に取り分けてくれたもの。お客さんと食事に行った時に初めて見た時はホントに驚かされました。中身は銀鱈の揚げ物 シーd(ºεº;)。

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近江牛(澤井姫和牛)とトウモロコシを乗っけたバター風味の土鍋ご飯。ハッキリとした味付けなので、好き嫌いが別れそうな味付け気味。此処は忍術を楽しむ場所なので味がどうこうを語るのは不粋かもしれませんが、これまで多く訪れている赤坂の忍者の郷と比較して、新宿にある忍者屋敷は少数精鋭で守りを固めているためか料理忍術は新宿の方が上かな...。

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食事の途中で上級忍者による忍術披露がありました。秘術として伝承されている術故に写真/ビデオ撮影は厳禁でござる!  ですので、この記事でも内容は秘密の語るなかれ、聞くなかれ。外国人のお客様と訪れた時に上級忍者が一度忍術を失敗した事があり、「Ninja Mistake(・・*)ゞ」と言って爆笑を誘い、さすがは上級忍者だと見惚れてしまう見事なリカバリーを披露してくれた時もありました。

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屋敷の最も奥にはお手洗いが2つあり、忍者屋敷には不釣り合いな豪華な雰囲気。この記事アップする前に「息子よ、新宿の忍者レストランで何か覚えているか?」と問うたところ、「赤いトイレ」との回答でした...。

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食後のデザートには手裏剣の刺さった盆栽が出てきました。上の写真が大サイズ、下の写真が小サイズ。事前に依頼をしていた「祝退院」のプレートも確りと添えられていました。この日の食事会は、突然倒れた父が東邦大学大橋病院より無事に退院した事を祝うために自分が企画したのでした。妻と結婚をし、2人の子供達に恵まれ、家族4人で賑やかな日々を送れているのは、父親が一所懸命に働き自分を育ててくれたからです。末永く元気でいて欲しいと願っております。

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バチバチバチと花火が弾けている間に、父と息子の二人で記念写真。勿論ポーズはニンニン(-∧-)(-∧-)。目にも愛らしい盆栽は食物変化の術により手裏剣と土表面がチョコレート味、枝はパイ風味、土の中身はアイスクリームの味となっていました。これはナカナカ高度な忍術だと感服です。

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さぁ、お腹いっぱいに食べたので帰ろうかとワイワイしながら屋敷を出ると、最後の忍法「ご出立前の感謝しるしの術」が炸裂。自分の気持ちを代弁してくれたかのような言葉「良いことがいっぱいありますように」と書かれた大きな巻物を広げての見送りを頂きました。ジージとバーバに息子+くノ一さんで記念撮影をして、愉しかった忍者屋敷を再びワイワイと騒ぎながら出発しました。ニンニン(-∧-)(-∧-)(-∧-)。