大凧合戦で有名な新潟市・白根でミニ凧を造ってみました

f:id:tmja:20190131172504j:plain

冬の新潟県に家族で行って参りました。目的のひとつは新幹線駅構内に飾られていたコレで、喧嘩凧で全国的にも有名な町・新潟市南区の白根地区で自分達のミニ凧を作る為に新幹線を降りてクルマを走らせたのでした。今回は次回に続く前振りなので少し短稿です。

f:id:tmja:20190219155913j:plain
元文2年(1737)に始まったと伝わる大凧合戦は、川の東側に位置する白根地区(当時・新発田藩)の住民が凧を川向うの味方地区(当時・村上藩)に誤って落としてしまい、これに怒った味方地区の人が落ちてきた凧より更に大きい凧をワザと白根地区に落として始まったそうです。余程反りの合わないお隣さん同士だったのか、やられたらやり返すを続けて大凧合戦となり数百年続いているのだとか!!

f:id:tmja:20190131172449j:plain

現在毎年おこなわれている大凧合戦は中ノ口川を挟んだ東西の両岸から24畳もの大きさの凧を揚げ、空中でワザと綱を絡ませて相手の綱が切れるまで闘う大掛かりなお隣さんとの喧嘩です。そんな白根地区にある「しろね大凧と歴史の館」の駐車場にクルマを停めました。

f:id:tmja:20190131172433j:plain

同館は地元白根の大凧を初めとする北海道から沖縄までの郷土凧、また個性的な形で色とりどりな世界中の凧を展示しています。最初に白根大凧大会の案内を3D立体映像室で学習するですが、用いる大凧の大きさ、映像からも伝わってくる祭りの熱気、地域の住民老若男女が一丸となって参加する姿に感銘を受けてしまいました。しかも、地元民以外も凧揚げに参加できるらしく、大凧一枚の費用は20万円年ほどでスポンサー制度もあるのだとか 。( ¯∀¯ )ニヤリ、何か思いつた。凧工房と名付けられた場所には子供でも気軽に和凧を造らせて貰え、その凧を試す風洞実験室もあるのでした。

f:id:tmja:20190131172441j:plain

予め準備されている和紙(長野県産)の表面に下絵を絵描き、折り畳んで折り目を付けた後に竹骨を貼り付けるのが最初の工程でした。木工用ボンドを筆に付けて竹骨を凧の裏面に貼り付けていきます。X字に竹骨を置いた上に中心の縦骨を付けるのは自分の予想外でした。

f:id:tmja:20190131172444j:plain

中心線上の2箇所と竹骨が交差する部分にタコ糸を補強結びし、凧を反らせる為の張り糸は裏側から横骨の両端を結びます。糸目が上辺から1/3あたりに来るようにして糸張り完成。凧の上部と尻尾が取り付けられている箇所は和紙を貼り補強してあります。

f:id:tmja:20190131172437j:plain

こちらは娘が作成中のインベーダー型の洋凧。息子が作っている凧と比較すると構造が十時型の骨組みだけと簡素です。凧は航空機等とは違い設計の自由度が大きく、本当に様々なカタチでも飛ぶんでいるのを目にします。

f:id:tmja:20190219155828j:plain

凧造り工房の隣りにある「風洞実験室」に入り、大きな送風機が起こす風に乗せて飛行実験をしました。この実験室では風速4メートルの風を起こせるのだとか。ピチュウを描いた娘のインベーダー凧はよく上がり、真上に上がっていくのが好きなようで天井によく張り付いていました。

f:id:tmja:20190131172453j:plain

息子のピカチュウ角凧も両端に足を付けてひとまず完成しました。両手で将棋の王将駒を抱え、頭の上には小さな富士ちゃんと実に息子らしい絵柄です。凧工房のお兄さんの完全サポート付きなので出来栄えも素晴らしい。

f:id:tmja:20190131172457j:plain

風洞実験室でもスンナリと揚がりました。インベーダー凧が上空高く揚がっていくタイプならば、こっちの角凧は遠くまで揚がるタイプのようです。この白根で作った2つの凧を持ち帰り、2月に開催される小さな凧揚げ大会に参加する事に。付属のタコ糸は50メートルもなさそうだったので、別途100メートルのタコ糸を購入したので準備万端です。

f:id:tmja:20190220163645j:plain

と思いきや、河川敷で風速4メートルと理想的な状態で試験飛行すると、青いピチュウはグングン高度を稼いでいくも角凧ピカチュウはクルクル回ってしまい全く揚がらない...。娘の凧だけが空高く揚がるので、息子は不機嫌になりぶんむくれてしまう有り様です。風洞実験室では問題なかったはずなのでオカシイと悩み、糸目の位置とバランスを下げるために急遽尻尾を追加して、何とか飛ばせる状態までどうにか持っていったのは凧揚げ大会前日午後のことでした。 つづく