ANA4761/ADO62(羽田→帯広)遥か日高の麓、十勝野へ

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実質的に全日空の傘下にあるエア・ドゥは主に首都圏と北海道(千歳、旭川、函館、帯広、釧路、女満別)を結ぶ路線を運航をしており、羽田発の便は全日空とコードシェアをおこなっています。帯広空港行きのANA4761便を予約したものの、詳細の確認を怠った為に当日空港に来てエア・ドゥ便と知り、コードシェア便かと軽くオドロキながら搭乗。搭乗したのは10月の良く晴れた秋の日でした。

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搭乗機は国内各地の空港で最も目にすることの多いボーイング737。中央の通路を挟んで左右に3席づつある140席程の中型機です。羽田第2ターミナルビルから誘導路をのたのた進み、滑走路34Rに侵入する場面で写真を1枚撮ってみました。

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この日の飛行ルートは概ね上の赤線の通り。東京湾上空で進路を北に取った後は一直線で北海道へと向かうコースです。左翼側の座席なので、離陸後すぐに富士山、途中で日光、海を渡って襟裳岬や日高山地が見所といったところ。南日高の十勝岳やカムイ岳が見られればと期待して、左側の座席を指定した記憶があります。

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各地で猛威を奮った台風19号が通過したばかりでしたので、荒川の東京湾河口には普段には見られない色が見られました。台風被害により流域に被害を受けるニュースは毎年のように見聞きしているのですが、自分の居住している自治体内で浸水被害が発生し、公共施設に避難所が設けられる事態とまでになったのは生まれて初めてでした。台風直撃前に子供達を連れて避難所を"見学"に行ったのも初めてでした。

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東京ディズニーリゾートのある舞浜地区です。上空から見ると小さな河川が境目となっている埋立地であるにが一目瞭然です。1970年に終了した埋立地にディズニーランドが開業するのは1983年でしたので、その間の期間の埋立地上空は実機試験飛行の恰好の遊び場となっていたりもしました。

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松戸IC上空あたりから西側を望んだ光景です。林立する高層ビル群と住宅地が関東平野に際限なく広がり、箱根や丹沢山地の向こうに冠雪した富士山が聳える姿が見えていました。

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写真中央に見える池は大相模調節池で、10年程前に「越谷レイクタウン」として大規模開発を経て街開きをした地区です。年間5千万人が訪れる巨大なショッピングモールを有するレイクタウンは地上で歩くと広すぎて困る程の施設ですが、上空からではだいぶ小さく感じられます。この高度では軽度の浸水状態は確認でいいませんが、元荒川、中川などが周囲に流れ、洪水被害を受けやすいと云われる越谷地域も問題なさそう。それにしても、中川の右岸と左岸で堤防の高さが大きいのが見て取れ不安になってしまいます。

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栃木県の県庁所在地・宇都宮を東側、清原工業団地の上空より眺めています。戦前であれば、宇都宮陸軍飛行場の上空です。眼下に鬼怒川が流れ、西に向かって標高500メートル程の山地が連なる西高東低の土地に広がる北関東最大の都市です。JR東北本線の西側に宇都宮二荒山神社を含む旧市街地。その反対東側には平出工業団地に向かって市街地が広がっています。左手には陸上自衛隊の宇都宮飛行場や、隣接する中島飛行機が生産されていた工場、現スバル宇宙航空機研究所なども見られました。あぁ、エアロスバルまだ作ってる(嘘)。

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宇都宮から少し北にあたる国道4号沿いに見つけたシャープ矢板工場。主に首都圏市場に向けて1968年に設置された工場で、関西を主な拠地とするシャープとしては唯一となる東日本の工場でした。隣接する大田原市とは異なり、矢板市にとって鴻海によるシャープの工場生産停止&研究開発部門の移転はシャープ依存の一本足打法だった痛手でした。シャープの第二工場だった建物と研究開発ビルの間には戦前の秘匿飛行場(御前原飛行場)があった場合だと云われています。

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途中より地上の視界が遮られてしまう雲上飛行となってしまい、陸地が次に見えたには雲に突入して雲下出た後でした。左翼下には日高山脈が太平洋に大きく突き出した襟裳岬が視界の右から左へと。窓の外に見える主翼の先端に立っているウイングレットのベア・ドゥはサッカーボールを持っていたり、本を持っていたりとデザインが沢山あるようで、この時はリュック&カメラを持った愛らしい姿でした。

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襟裳岬の東北にある広尾町から根室・ノシャップ岬までの321キロも続く「北太平洋シーサイドライン」の海岸線を飛び越えて、パッチワークのような畑が広がる秋の十勝平野を帯広空港に向かって降下を続けていきました。当初目標としていた南日高の山々は実際に登った事がないのでか、遠目では全く判別できなかったこは内緒の話し...

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滑走路35に真南から侵入して無事に着陸。襟裳岬から日高山地は自分の頭の中では南北に走っていると思いこんでしまっているようで、南北軸に対して少し斜めなっている上に、山地そのものが湾曲しているというのが感覚的に納得できないでいたりします。なので、帯広空港がほぼ真北/真南に向かって滑走路が設置されていても、どうも南北軸から斜めになっている気がしてならないのでした。