栃木県鹿沼市、関東一の清流と名高い大芦川で川遊び+息子の漢気

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栃木県に行って参りました!  県中南部の鹿沼市に大芦川(おおあしがわ)と呼ばれる川があり、子供が川遊びをするのに最適で飛び込みもできる場所があるという情報を妻が入手。来日中の友人のイギリス人家族が子供連れで実際訪れ、碧色に見える川で遊ぶ子供達の写真を送ってくれたのです。妻によると天狗の御朱印で有名な神社も近くにあるとの説明を受け、お盆休み最後の週末を栃木県で過ごしてきました。

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栃木県鹿沼市の「鹿沼」は東北自動車道を通ると目にする出入口で知ってはいるのですが、関東一の景観誇る射撃場と生子神社の泣き相撲、彫刻屋台ぶっつけ祭り以外に訪れた記憶がなく、県庁のある栃木県最大のまち宇都宮と歴史と自然の日光に囲まれ余り印象に残っていない場所でした。

地図で見ると鹿沼市は市庁舎のある平地に開けた鹿沼市市街より、皇海山/三俣山より赤城山手前までを結ぶ足尾山地までの東西30キロ程の大きさで、市域の7割が山林に覆われた緑豊かな場所のようです。今回訪れたのは上の地図で赤丸をした市西武の古峯神社および周辺の川遊び場で、鹿沼ICを降りてから大芦川沿いに40分程クルマで走った場所です。

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先ず向かったのは標高700メートルの古峯ヶ原(こぶがはら)と呼ばれる土地に建つ古峯神社(ふるみねじんじゃ)。葱嶺・日光山の開山者の中心人物・勝道上人(735-817年)が足掛け15年、2度の失敗を経て782年春に初めて登頂する前の3年を過ごしたのが、古峯ヶ原の山頂にある古峯神社の奥の院・深山巴の宿なのだとか。妻も自分も訪れるのは初めてです。あれ、古峰神社奥のトンネルを1本挟むと射撃場(経営・古峯神社)がある...。余り目にしない形の拝殿が興味深いのですが、今回は古峯神社がメインでないので御参りだけで進みます。

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妻より聞いていた天狗の御朱印の数々。山奥の社にも関わらず人が沢山いると思っていたら、皆さんのお目当てはこの御朱印らしい...24種類もあるのか!?  現在申し込めば30分後に受け取り(絵柄は選べない)、一番人気の天狗絵指定は2年待ち?? と神社の方が説明をしているのが聞こえてきました。妻のお願いした御朱印が出来上がるまでを待ってるいる間に、崇敬者や古峯講が奉納した天狗面がところ狭しと飾らているのを見ていきます。江戸時代のものから近代のものまで、ひとくせありげな面構えがずらりと並んでいました。

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古峯神社の参拝を終えて、この日の水遊び場所へと向かいます。鹿島ICから古峯原街道を走っている時にも、河原で釣りをする人、水遊びをする人達が繰り返し見えていましたが、今回の目的地は飛び込みができると聞いている川辺の遊び場。上の地図の赤丸は2つの川(西大芦川と東大芦川)が合流する地点脇にある古峯神社の一の鳥居で、ここから200メートル程下流の橋のたもとが教えて貰った場所でした。

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古峯神社に寄り道をしてしまったせいか、古峯原街道添いに駐車できそうな場所(泉屋周辺)にはクルマが数珠繋ぎ状態で停められず。川沿いの道に路駐するクルマがどうも問題化しているようで、「やめよう迷惑駐車 厳禁」と書かれた幟が沢山立っています。上の写真のクルマが何台か停っている空き地が利用できるかもと思うも、停っているのが揃って何故か「つくばナンバー」。どうも、ここに停めると問題になりそうだと違和感を感じ、他の場所を探すことにしました。

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栃木県道58号線(古峯原街道)と林道河原小屋三の宿線と二股に別れる場所の橋の上からの上流側の眺め。川底が見える透明度で、流れる水がエメラルドグリーン哉。心地よい水の音、吹とおる風の涼しさ、タープを張って川原でキャンプしている人達も愉しそうです。

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近くに「大芦川自然クラブ」という建物を発見し、店主と思しき男性に声をかけると、1日1,000円で半券をフロントガラスの見えるところに置くように指示を受けました。「駐車場所は?」と尋ねると先程つくばナンバー車が並んでいたところらしく、勝手に駐車しなくて良かったと胸を撫で下ろしたのでした。

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泉屋さんの駐車場脇の急な下り坂を我先にと急ぐ息子。川へと降りるこの通路は足元がおぼつかずで結構危なっかしく、幼稚園年長の娘を一人で歩かせることができない場所でした。猿並みの俊敏さを持つ息子はドンドン一人で進んで行ってしまいます。

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その危なっかしい通路から望む川原の夏限定の川キャンプ場。浮き輪を持つ子供達の様子から判断して、流れの緩い浅瀬のようです。賑わうキャンプ場に自分達の荷物を下ろして、まずは対岸まで自分で歩いて渡ってみることしました。息子の身長が現在130センチちょいなのですが、1番深い箇所で彼の胸元下までの浅さ程。ゆっくりとした流れなので遊ばせて問題ないと判断し、自分達の荷物より上流で橋の手前までであれば好きにして良いと伝えて息子を放流。

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それにしても水の透明感が凄い。持参したタコメガネで娘が川底を覗くも、見える川底はタコメガネあり/なしで全く変わらず。水温は冷え冷えキンキンで、正直に言って入りたくないぐらいに冷たい。夏なのに「もっと暑くなれ!!」と思ってしまいました。35度を越える酷暑日の訪問であれば、さぞかし気持ち良いだろうかと思ってしまう冷たさです。

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橋の上流部分に水深が深い場所があり、大人がドバーンと飛び込みをして遊んでいました。この手の遊びに目がない息子は、さっそく真似をして3メートルありそうな高さから水面に向かい大きくジャ〜ンプしてドバーン。未成年でここから飛び込みをしていたのが息子だけだったからか、小さい子供の勇気を讃えてか拍手と歓声が起きていました。

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幼稚園の頃より水泳を習い続けている息子は25メートルプールであればクロール、平泳ぎ、背泳ぎのいずれでも余裕綽々です。それに加えて、妻が最近購入したライフジャケットを装備しており、溺れる心配は低いと判断して目の届く範囲での野放しを許可したのでした。飛び込みも容認。

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飛び込みをしては、太陽で温められた岩の上で日向ぼっこを繰り返す息子。この場所はクルマがないと水遊びには来れないと思うのですが、自分達の周りにいた半数以上は驚くことにタイやフィリピン等の外国人グループでした。大鳥居で会ったKTM乗りは白人親子でしたし、自分達の情報源も英国人ファミリーと海外グループには何か共通した情報源があるように思えます。

大芦川は関東一の清流との呼び名も納得の透明度のある水遊び場でした。週末の遊び場として申し分なく、ビールや西瓜を川に沈めて冷やしながら、BBQでも出来たなら最高な場所だと思います。海なし栃木県の夏は、そこいらの海辺で過ごすよりも上等かもしれません。

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川原の対岸の飛び込み場からもジャーンプ! 崖上の2人が飛び込みを躊躇している間に順番を譲られて飛び込みをしていました。左下に浮き輪に乗って写ってい人がロープを持っているの見えるか思います。自分達がここに到着した時に最初に徒渡して、深さを確かめたのがこの場所でした。

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このロープは道路側の川原と対岸を結んでおり、浮き輪乗った子供達がロープを手繰って川を往復する遊びができるようになっています。写真中央でロープに掴まり、えっちらおっちら渡ろうとしているのがウチの娘です。自分が上流側、妻が対岸でそれを見守っていると、何かのはずみで手を離してしまったのか、「あ〜〜」と叫びながら流される娘。妻に下流側に行くように声をかけ、ひと泳ぎするかと決めた瞬間...

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飛び込み崖から急いで降りてきたのは我が息子!!!  妹のピンチを見て、バシャーンと勢いよく水面に飛び込み、

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娘の浮き輪を背後から押して、川原まで妹を移動させて無事救出。普段は諍いが絶えずで喧嘩ばかりの兄妹。妹を苛めては親に怒られる毎日の息子ですが、いざと言うときには窮地の妹を助ける漢気を見せてくれました!!

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幼稚園年長の運動会で息子は選抜リレー・チームのアンカーでした。抜くか抜かれるかのデッドヒートを制して見事1位でゴールテープ切った最終コーナーからの光景は、何故か自分の目にはスロー再生の映像で見えていました。たぶん、気持ちが溢れて涙目になっていたからだと思います。今回の小さな救出劇も自分の目には同じように映り、息子が娘を助けるまでの一コマには、息子が先頭でゴールに駆け込んできた時と同じように心を揺さぶられてしまいました。