日本航空JAL86 (浦東→羽田)SS6スカイスイートで中国より帰国

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上海から帰国するために浦東空港へと戻ってきました。昨晩は外灘のクラシックホテル浦江飯店に宿泊するも、中国で起業した友人と深夜まで繰り出していたので、2日酔いが酷くほとんどホテルの写真を撮れずチェックアウト。浦江飯店/アスターハウスは自分が高校生の時に中国旅行で初めて1人で宿泊したホテルなので、ホテルを楽しみたいと意気込んでいたはずなのですが勿体ないことをしたと反省しました...。

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この便に搭乗したのは何年か前で、何処にあるのか分かりにくい初見殺しのサクララウンジが健在だった頃の話しになります。浦東空港のこのラウンジは搭乗口ゲートを勝手に潜らなければ到達できず、更に階段を1階降りた場所の通路にあるので、見つけるのに苦労する人が多いラウンジでした。

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普段はラウンジの有無はどちらでも良いと思っているのですが、このラウンジも訪れるのは今回が最後になると思うと気になり、立ち寄って見る事にしてみました。海外にある数少ないサクララウンジがまたひとつ閉じてしまうのを偲びに来たのでした。現在はS39番ゲート側にある上海機場貴賓服務室がJAL指定ラウンジとなっています。

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今回搭乗するのはボーイング社の双発旅客機B767-300、JALの国際線スカイスイート仕様(SS6) です。搭乗した時ではJALの東京ー上海路線一番良い機材にだったと記憶しており、上海発往復でチケットを購入した時に往復共にSS6便になるようにJAL86便(上海←羽田)/JAL85便(羽田→上海)を購入したのでした。

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上の座席表はJALのホームページよりお借りしています。1-2-1の座席配置で4席x6列の24席がビジネスクラスとなっています。横の人を気にせずとも通路に出れる座席配置で、席を倒すとフラットベッド(200cm)となもなり、3時間程の夕方のフライトには少し勿体ない程でした。

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窓際を指定したと記憶するも、どうやら窓と席との間にサイドテーブルがある座席(5K)を選んでしまったようでした。ひとつ前、もしくはひとつ後ろであれば身体を乗り出さなくても外の風景が眺められ、且つ、頻繁に通るCAさん達からも少し離れた場所に収まる席なので、そちらを選択すれば良かったようです。なので、座席に座って窓側を見ると窓まで距離があり、外を見ようとするには身体を乗り出す必要が...。

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並んでいた雑誌の順番は前から日本達人(中国語での日本案内)、エチケット袋、機内食メニュー、安全のしおり...。安全のしおりが4番目!? この便に搭乗した時のJAL社長は操縦士出身の植木氏なので、この辺りの安全性への会社方針は確りしていると考えていたのですが、そうでもないようで残念に思えました。航空輸送ビジネスの評価優越は安全が第一であって、内装や食事の豪華さは安全を徹底してからの話し。数年前までANAは更に酷く、国内外線共に安全の栞なんか入っていれば良いとの姿勢があからさまだったので、飛行後のアンケートが来る時は文句をよく書きました。

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この緊急時の脱出の案内を見ると、ルールとして設定されている90秒以内に使用できる半分のドアよりの全員脱出がB767のような大型機でも本当に可能なのか疑問を感じてしまいます。型式認定をしたFAA(米国連邦航空局)の緊急時脱出の想定事項の過去資料を見ても、実際の脱出を目的としたというよりは認定基準をいかに理由付けするかが目に付くばかり。コストダウンにつながる機体/エンジン改良は取り組み易くも、このような緊急脱出のように利益を産まないことには力を注げないのはどの業界も同じなのかと、恐怖の不時着経験(JALでない)がある自分が上から目線で呟いてみました。

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「主翼先端に切れ込みが...」と一瞬心配になるも、夜間に航空機の左右を教えるナビゲーションライトでした。右翼なので緑のライトがある場所のはずです。後ろを振り向くと大きな発動機と主翼が確認できる、自分の一番お気に入りの座席位置。翼が視界に入らないと、どうも自分が宙に浮いているかのような不安定さを感じてしまうので安心できます。

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客室側の眺めです。日系のスーツを着たビジネスマン(自分もそうですが...)のみで6割方埋まっていました。前の座席背面に設置されている液晶画面も15インチ程ですが機内では大きく見えます。これまでは機上の時間はインターネットの網から強制的に分断される貴重な時間でしたが、機内WiFiも一般化されてソレを許して貰えなくなってきています。

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曇り空を北への離陸。長江河口にできた中国で三番目に大きい祟明島を最後に見て、中国大陸を離れて行きました。江南の膨大な広さの耕作地を上空から眺めると「江浙実れば天下足る」という言葉が実感できる気になります。米どころ、塩どころ、綿どころを抱える豊かな地に歴代王朝の首都があまり置かれない(南京、杭州を除く)理由が気になるも、今後の中国探訪の課題に残すことにしました。

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雲上飛行が続き、陽が落ちてしまったので手持ち無沙汰となってしまいました。機上でお皿に盛り付けられた夕食。お皿をひっくり返して確認はしませんでしたが、陶器は他航空会社でも目にする機会の多いノリタケ製かと思われます。

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いつの間にか寝ていたようで、目を覚ますと旅客機は房総半島から東京湾上空を飛行しており、ゴォーッと大きな音を出しながら高度を下げながらの最終アプローチ中でした。真っ黒な海面に東京湾アクアラインの休憩所・海ほたるが見えたので写真を撮ってみました。見え難いですが、赤いナビゲーションライトを此方に向けている旅客機が月の左下におり、平行して着陸しようとしていました。

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多摩川の河口に造ったD滑走路西側を通過して羽田空港に無事着陸です。2020年から開始される都心上空を通過する離着陸ルートが解禁されると、このD滑走路(05-23)とB滑走路(04-22)の出番は激減することでしょう。B滑走路の土地は位置的にも活用方法が見いだせそうなので、20年後には滑走路でなく商業施設やホテルが林立する再開発区となっているかも知れません。その土地売却費用でC滑走路沖に第5滑走路(新B滑走路)を建設開始したりして...。

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そんな妄想をしている間に旅客機は滑走を終えて国際線ターミナルに到着。この日は昨晩の紹興酒が残っていたのか、レンタルしていた海外専用WiFi機器を羽田空港で返却するのを忘れてしまいました。品川駅に到着してから鞄の中にその機器があるのに気が付き、慌てて羽田空港にトンボ帰りするポカをしてしまいました。