日本航空JAL585(羽田→函館) 雪残る東北を飛び越えて道南へ

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羽田発→函館の便に乗るため、早起きをして羽田空港第1ターミナルビルに来ていました。羽田空港は国際線で24時間運航をしているので不夜城なのですが、国内線は第一便の出発は6時以降と決まっています。ですので、早朝便に乗る時には眠っていた空港が一斉に動き出したかの印象をよく受けます。

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搭乗した便には空きがあったので、一般席よりクラスJという少し幅広の席に変えてみました。JALとANAは共に大きな航空会社で、国内線・国際線ともに幅広く手掛けており、共通点も多ければ違うところも多いです。エコノミーと呼ばれる一般席のひとつ上にあたる座席でも、JALでは一般席の少し上という位置付けであるに対して、ANAはビジネスクラスの少し下といった位置付けをしており、値段、供給可能座席数もそれに応じたものとなっています。貧乏性の自分としては、手軽に使えるJALの方が好ましいと思っていたりします。

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東京湾に面した羽田空港の陸地側にある空港敷地の旅客ターミナル離れてトコトコ進み、最も海側にある滑走路34Rで「止まれ」の合図を受け着陸機の侵入を待っていました。昔習った事忘れない様にと空港の天候(METERやTAF)を旅客機に乗る時にはメモしているのですが、この搭乗は実際には数年前でメモを何処かに失ってしまいました。写真から判断すえうと1,000メートルもいかない高さで薄い層雲に突入必至といったところでしょうか?

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羽田空港の離発着機が近くで見られることで人気の城南島の海浜公園を眼下に眺め、お台場の南、東京湾側を埋め立てている中央防波堤埋立地の西側を右旋回をしながら急上昇していました。昭和末期あたりまで東京港を護る防波堤が実際にあったのですが、東京港への大動脈・第1航路拡張のためにか以前あった防波堤はだいぶ小さくなりました。

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右翼の後ろに離陸したばかしの羽田空港。江東区と大田区の仁義なき領土紛争第二弾となるのが確定している新海面処分場が眼下に見えます。埋立が終了するのは推定50年後らしいので、後の世代の判断に託すとなっているのでしょう...

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地上で見えていた通りの空を覆う雲に突入して、その後はしばらく雲上飛行が続くことになりました。これが羽田空港から西側に向かう便であれば、雲から頭を出した富士山が期待できるところですが、搭乗したのは北海道・函館に向かう北行きの便でしたので何層に重なり合う雲しか見えずでした。

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機内オーディオプログラム・JAL名人会で古今亭菊之丞さんの「幾代餅」を聴いていると、いつの間にやら雲量が減っていき地上が見えてきました。自信はないですが、おそらく宮城、山形、秋田、岩手の国境にあたる地域を飛行中で、栗駒山周辺ではないかと思います。

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函館空港着陸の為にドンドン高度を落としていき、下北半島の風間浦村で太平洋に出る時には漁港で名物のキアンコウを捌いているのが肉眼で見える程(ウソ)に地面に近くなっているのでした。漁港に船が見えず、周囲にも船影がないので港近くの刺し網で捕る鮟鱇ではなく、津軽海峡名物である烏賊漁にでも行っているのかもしれないと思ったのでした。

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本州下北半島・大間との距離が最短(17.5km)となる亀田半島最南端の汐首岬。その向こうに見える戸井集落あたりが初期に北海道に入植した和人地と蝦夷地の国境で、此処より向こうは遠くは樺太、阿頼度島までの広大な"蝦夷地"が広がっていました。農耕を基礎とする土地に縛られると異なる世界。

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3,000メートルある函館空港の滑走路30に西から侵入して着陸。東北の山々はまだ雪を山頂に残していた状態でしたが、既に5月のフライトでしたので函館でも地上は積雪は見当たらず。羽田空港発07:50→函館空港着09:10分スケジュールの1時間20分で飛ぶ424 マイル(682キロ)の短い旅はあっという間に終了してしまいました。

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渡島地方は津軽暖流の影響を受けて北海道では温かい地域とは言え、手元に残っているメモを見ると到着した函館空港の気温は12度。まだまだ肌寒くコートを引っ被ってターミナルビルを出たのでした。