日本航空JAL431(羽田→松山)名も常盤なる伊予松山へ

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2020年の2月、用事があり羽田より松山空港行きの便に乗って参りました。搭乗したのは日本航空431便で、羽田空港を7時25分に出発して9時ちょうどに目的地である松山空港に到着するスケジュールの便です。富士山が見えるであろう左舷の座席に座ると、地上職員の方がエプロンで「イチニ、イチニ」と屈伸運動をしているのが見えました。

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機体がゲートを離れる前に、座席の機内誌をめくっているとJAL傘下のHAC(北海道エアシステム)の新機体の特別塗装の紹介のページに目がとまりました。左右別々となっており、雪、熊、鮭、昆布と北海道の名物がちりばめられた楽しげな雰囲気なデザインのようで、乗ってみたくなりました。

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重い機体がノッソリと動き出します。旅客機を牽引する特殊車両トーイングトラクターの前に地上職員の方々3名が並び、出発していく機体に向かってお辞儀。幾らか雲が空に浮いているも、晴れ空の様に幸先の良さを感じさせるスタートでした。D滑走路を西に向かって出発するために滑走路05に侵入し、朝焼けを受ける東の空に向かって離陸です。f:id:tmja:20200210120144j:plain

上昇中の機体の左舷には東京ディズニーランドを始めとする湾岸地区、その向こうには筑波山の美しい稜線が見えていました。筑波山は標高877メートルと高さは限られているものの、北関東および千葉、東京の広い地域から望め、「西の富士山、東の筑波山」と富士山と並び称される山は朝は藍色、昼は緑、夕方には紫に姿を変える名峰です。

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上昇中に雲上飛行へと移行してしまい、富士山を上空から眺めることは叶わないと落胆するも、外を見続けていたら機体の真下に冠雪した富士の高嶺が過ぎていくのを捉えることができました。もう少し北側を飛んでいたならば火口部分が見えたので少し残念したが、半分でも富士は富士でした。

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南アルプスから浜松に向かっての眺め。冠雪した雪山群がまるで大きな生き物の背骨のようです。国内2位の高さの北岳(3,193m)、同じく3位の間ノ岳(3,189m)を擁しする日本の屋根とも呼ばれる南アルプスですが、その地層は1憶年以上前より海中でつくられたもので、その場所は赤道付近だったというのですから驚きです。この山域はプレートのぶつかり合いで現在でも標高が継続的に上昇しており、計算上では15万年もすると北岳は国内最高峰の富士山を越すとか。

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伊勢湾に広がる名古屋の湾岸地区上空を西に向かって飛行中。伊勢湾と言えば濃尾平野を流れる木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)が有名ですが、名古屋港周辺で伊勢湾に注ぐ川の数の多さに目を見張ります。港湾取扱量国内一位を誇る名古屋港は上空から見ると閉鎖的な伊勢湾の最奥にあり、流れ入る河川が多いので、ここで採れる魚はあまり美味ではないのかと考えてしまいました。

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京都市南部、伏見稲荷大社上空あたりより大阪湾に向かう宇治川を1枚写してみました。中央の雲で石清水八幡宮やサントリーの山崎蒸留所が覆われてしまっています。その左下に輪島のようになっている土地が有名な巨椋池跡で、京都の四神相応にて南の朱雀にあたる湖沼と看做されていた説もあります。明治期に国営干拓地一号となった場所も上空から見ると一目瞭然で面白いものです。

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播磨灘の家島諸島や、しまなみ街道の島々を上空より眺めて更に西へ。松山空港には北の忽那諸島を北に旋回をしながら高度をドンドンと落としていきました。着陸前に大きく近づいた怒和島は最近サーモン(ニジマス)の養殖を開始した島で、実は試食させて頂いたことがありました。本当は島の反対側の上怒和地区を撮影したかったのですが叶わず...

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松山の市街地を左舷に見ながら、海側(西北)側より滑走路14に着陸しました。滑走路を目視してから空港の西側へ回り込んで着陸するサークリング・アプローチを期待していましたが、真っ直ぐに着陸。また、現存12天守の1つの松山城を上空から写真に収めようと粘ったのですが、スマホのカメラの性能のせいか、腕が悪いのか見事に失敗してしまいました。

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空港ターミナルに到着しました。隣には全日空のボーイング787が並んでいました。機体番号は全日空で30機以上あるボーイング787-800の中でも若干いわくつきの機体。今回は関東から四国西部まで概ね良い天気のなか、地上の景色を上空より多く楽しむことができました。