日本航空JAL220(関空→羽田)東海道上空より物見遊山フライト

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前回に続き、今回も大阪の関西空港から東京の羽田空港まで移動した時の話しになります。出発時間は午前6時40分のJAL220と早朝の便。旅客機に乗る前日の夜には大阪・天王寺でだいぶ呑んでいた自分は、眠い眼を擦りながらJR天王寺よりの関空快速に乗り込んだのでした。実際に搭乗したのは2019年12月でしたので、コロナ禍の影響による旅客減によりJAL220便は現在運行されておりません。

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これを書いている現在の夏であれば午前4時台には日の出を迎えるのところですが、冬の朝では温かさを感じさせる太陽がゆるりと上がってくるのを離陸後上昇中に目にすることできました。陽の昇る和泉山地は紀伊半島を東西に横断する中央構造線の北端にあたるのかと、機内誌に載っている日本地図を見てやっと理解したのでした。

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毎月楽しみにしている機内オーディオプログラム・JAL名人会。この時はX-GUNの漫才に始まり、トリを取られたのは三遊亭遊雀さんの「御神酒徳利」でした。三遊亭遊雀さんと言えば、何処かで聞く機会があった「初天神」が面白くて印象に残っていたのですが、落語らしいバカ話し「御神酒徳利」もなかなか聴き応えがあり良かったです。

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写真手前には世界遺産に登録された「百舌鳥古墳群」。奈良県桜井市の貝ヶ平山を源流とする大和川の南に、世界一の規模を誇る仁徳天皇陵(大仙陵古墳)と上石津ミサンザイ古墳、周辺にも多数の古墳が写真左手に映っています。仁徳天皇陵に次いで大きい応神天皇陵(誉田御廟山)も入れて写真を撮ったつもりでしたが残念ながら入っていませんでした...

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全体的にガスっている上空を東に進み、伊勢湾上空に到達。海上空港である中部国際空港が知多半島にぶら下がっているのが目視できました。名古屋小牧空港が能力限界迎えた事による代替空港候補地は、主に常滑沖と上の写真にも写っている木曽川河口部分でした。木曽川の洪水や騒音問題懸念が三重県・岐阜県・愛知県よりのアクセス性の高さを凌駕すると判断がなされて、現在の位置に中部国際空港/セントレアとして平成十七年に開港された比較的新しい空港です。

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航空自衛隊・浜松基地上空を通過中。陸軍と海軍により構成されていた戦前にはなかった"空軍"こと、航空自衛隊の発祥地として訓練任務を主とする第1航空団の基地となっています。日露戦争後に陸軍施設となった一帯は、上空から見ると浜松基地の北東にあった三方原飛行場や爆撃実験地と往時の姿が薄らと地形に見えるかの様でした。

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大井川を渡り静浜基地付近で北東方向を移した1枚。遠方の主翼下に冠雪をした富士山が見えています。久能山や三保の松原と東海道の名所と言われる場所も多く、数多く訪れている場所なので上空から見ても容易に判別できる場所が多くて嬉しく感じてしまいます。雲に視界を遮られる場面もありましたが、富士山は頭を雲の上にだしたままで、乗っている旅客機は伊豆半島を越えていきました。

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三浦半島を超えて東京湾上空に至ると目的地・羽田空港まであと僅かとなり、旅客機の速さは改めて考えると驚くべきものがあります。横須賀の防衛大学から弧を描く馬堀海岸を辿ると猿島と横須賀の海軍基地。その向こうには横浜の広大な市街地が広がっています。

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明治期に東京湾要塞化のために富津岬沖に作られた洋上要塞・第二海堡。運良く上空よりハッキリとその姿を見る事ができました。最近はツアー形式であれば上陸が許可されているらしいので訪れてみたいと思っているだけ時間が過ぎ、まだ未上陸のままとなっています。V字型の凹部分に波消しが見えるので、あのあたりに接岸するのでしょうか? 第二海堡は東京湾の航路にあたる船舶の往来が頻繁な場所にあるので、大型客船やタンカーなど壮観な光景が望めそうです。

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多数の船舶が行き交う東京湾を南から侵入して、B滑走路34Lにアプローチ。接地間際には東京湾アクアラインの川崎側入口となっている浮島インターチェンジにある高さ35メートルのピラミッド型の浮島換気塔が眼下に。ピラミッドの頭頂部がチョン切られているのはD滑走路設置時に、高さ制限に抵触するために上部12メートルを失くしたのでした。

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無事に着陸をして、日本航空の国内線ターミナルとなっている第一ターミナルへと滑走。「本日のフライトはお客様のソーシャルデイスタンスを確保できず申し訳ございません。予めご了承を...」との不思議なアナウンスが流れることもなかった時期の、物見遊山のごとくアチコチと見ることができた阪東間のフライトでした。