ジェットスター426便(高知→成田) 初就航日に偶然乗り合わせる

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高知空港にやって参りました。クルマを返却したレンタカー会社の送迎バンから降りると、最近就航したと噂に聞くジェットスターのオレンジ色の看板が空港ターミナルビル前の通路に。四国の太平洋側に位置する高知県は首都圏からの陸路アクセスに時間を要するのが理由で、日本航空/全日空が共に就航している羽田空港ー高知空港の年間旅客数は100万人に迫る有望路線です。そこにジェットスターが成田/関空ー高知で殴り込みをかけたのでした。

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搭乗するジェットスター426便は15:05発。1時間半の待ち時間があり食事がまだだったので、「土佐料理 司」にて土佐定食なるものを頂くことに。はりやま町に本店を構える土佐料理の有名店の空港支店で、高知を離れる前に名残を惜しむスーツ姿の男性客が多く見受けられました。

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ジェットスターのチェックインカウンターにて社員達が慌ただしい雰囲気で働いているのを目にして、チェックイン機の前に立つ職員に聞いたところ、この日がジェットスターの高知便の就航日だというのを知ったのでした。それならば成田空港から飛んで来る機体が高知空港に初めて着地する瞬間を、この目に焼き付けなくてはと屋上に来たのでした。アンパンマンの作者・やなせたかし(柳瀬 嵩)氏の父方の実家は高知県香美市にあり、やなせたかし氏は小中学校時代を高知県で過ごしている縁でかアンパン達が描かれています。

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屋上には航空写真愛好家と思われる人達が沢山おり、その人達の会話を耳にするだけで、成田から向かってくる機体がどこら辺に飛んでいるのかが分かりました。その愛好家一団が「来たぞ!」とどよめき始めたので、東の空を目を細めて眺めると飛行機の影が近付いて来るのでした。

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ジェットスター・ジャパンの保有機は全てエアバス社のA320型。主翼両端にシャークレットを装備した機体が、暖かい陽射しのなかを南から侵入し滑走路32へ無事に着陸しました!

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行き先の空港ターミナル前のエプロンには、地上職員が並んで並んで成田からの初就航便の到着を迎えていました。何か正式な儀式にも見え、ただの地上滑走が厳かなものに感じられるのが不思議です。登録番号はJA13JJでジェットスター・ジャパンが13番目に受領し、2013年に登録された機体です。

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初めて成田から到着した便の乗客には何か特別サービスがあるのではないかと確認をしに、急いで屋上から階段を駆け下りて、荷物検査場を通りました。すると、ジェットスタージャパンのマスコットキャラクター・ジェッ太君が出迎えをしているのが少し遠目に見ることができました。

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高知から成田へ向かう初便の出発時にも、レッサーパンダのジェッ太君が見送りを受けました。その奥で配られていたオレンジ色のビニールバックに入っていた就航記念記念グッズは、ジェットスターロゴ入りノートにジェットスター手ぬぐいとサングラスでした。

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この就航フライトで一番オオっとなった瞬間です。エプロンにある機体の操縦席窓に「よろしくお願いします」と手書きの紙が見えるではないですか!?  着陸料等を空港に支払うので、ジェットスターは空港の顧客という立場です。そのジェットスターから私達乗客に対してではなく、空港へのメッセージというのが素晴らしいと感じました。

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搭乗口から機体がプッシュバックされ、エンジンの力で前進をし始めうとターミナルビルに見えたのが地上職員達+ジェッ太君による見送りでした。見送りと言うと以前は宿泊した旅館を出る時に、宿の人が宿泊客が見えなくなるまで頭を下げて見送るものだったと記憶しています。いつの間にやら国内空港では日常茶飯事となっていますが、自分が弱っている時に目にすると、「あの人達もガンバっているな。自分もひと踏ん張りするぞ!」という気分になったりします。

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滑走路32を西北方向に離陸。目的地の成田空港を目指して旋回し、機首を東南側にしながら高度を上げて行きます。四国山地南端から太平洋までの多彩な南国市上空を飛行中。離陸したばかりの高知空港も南国市にあったりします。

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高知空港から千葉県の成田空港の飛行経路はこの様な感じでした(後述訂正アリ)。高知空港から東に進路をとり室戸岬を抜け、紀伊半島南端を飛び越えて太平洋上空を更に東へと飛行。三宅島と神津島の間を抜けて房総沖から目的地・成田空港へ向かうルートでした。飛行時間1時間と20分の空の旅。

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西日に照らされている太平洋と浮雲の上空を風を切りながら降下して行き、遠くに見える房総半島へ徐々に近付いてきました。上の地図では房総沖から直線で成田空港へと線を描いてしまいましたが、写真から判断すると霞ヶ浦を掠めるレイクアプローチ寄りだった様です...。圏央道・稲敷東インター付近飛行中から、新利根川、利根川を渡り、ゴルフ場を幾つか飛び越えて第二滑走路への着陸しました。

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成田空港第3ターミナルに無事に到着。就航初フライトに乗り合わせるのはおそらく、本家エアアジアが名古屋に就航し、放水車によるアーチを潜った時以来の搭乗でした。ジェッ太君のお見送りと就航記念グッズで華やいだ雰囲気だった高知空港の出発だったものの、到着空港の成田空港は我先に降りようとする人達の殺伐とした空気だけで、期待していたお迎えは残念ながら見られずでした。