全日空ANA571(羽田→稚内) プレミアムクラスで道北へ

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だいぶ前の話しになってしまいますが、全日空に乗って北海道・稚内へ行って参りました!   稚内はこれまで1度しか訪れた事がなく、最後の訪問は先月手放したばかりのスーパーカブ(改)に乗ってオロロン街道を爆走した時でした。チュニジアからガーナへ抜けるサハラ砂漠縦断よりも過酷だった毎日17時間走行の連続、東京から往復3,000km以上も走りに走った悪夢とも言える苦行の思い出しかない稚内です。

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東京-稚内は片道1,500kmほど。時速800キロで飛び行くジェット旅客機に乗ると、身を切る様な寒風にも晒されず、身体に染み込む冷たい雨にも打たれず、弾丸となりぶつかり心臓を数秒止められる虫にも襲われず、空調の効いたなかで眠っていても2時間足らずで稚内に到達できるのです。正に奇跡としか表現することができない((((;゚Д゚)))))))

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国際線ファーストクラスも地上のカプセルホテル+αと斜に構えた見方をしている自分が、今回はこの"奇跡"を最大限に堪能する為にプレミアムクラスで席を予約していました。以前は余りのお粗末さにプレミアム"鳥の餌"と評して、配膳不要をお願いしていた食事も2017年秋より大幅改善とのニュースを耳にしていたので楽しみに。

JAL: 安全のしおり(1番手前)→その他

ANA:物販雑誌(1番手前)→安全のしおり→その他

JALは安全を最優先する姿勢を見せているのに対して、ANAは正直に物販雑誌が1番手前に置かれているのを2年程前には何度も目にして、独り憤慨していました。今年に入り毎月ANA便に搭乗していますが、乗った全ての便で安全のしおりが先頭となっていました。

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搭乗したANA571便は羽田空港の東京湾側の滑走路16Lを南に離陸しました。定刻であれば10時55分発→12時45分着の2時間ばかしのフライトです。自分が指定した座席は主翼とエンジンが見える窓側席で、眼下に見える羽田空港の巨大なターミナルビルと数々の旅客機がみるみる小さくなっていくのが見えていました。

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上空には薄暗い雲が広がっており、羽田空港のD滑走路を南に越えた時には雲に突入してしまいました。雲に突入して視界を失う瞬間と、その雲から出る瞬間は緊張していつも息を止めてしまいます。上空から望む地上の景色を機上の最大の楽しみにしているので、天候は如何ともし難いとは言え、残念でしかたがありません。

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昼食を頂きました。銀座六丁目にある「馳走 啐啄」が監修されている旨のパンフレットがありましたが、なんとコメントしたら良いか( ´︵` )。長い間ANAの機内食をされている筈なので少し期待を持っていたのですが、TVコマーシャルで「世界一のバリスタが監修した、選び抜かれた豆で造った缶コーヒー」の文言を聞いた時に感じた寂しさが去来しました。非常に限られた予算のなかで調理する方々と、同じく限られたなかでメニューを選ぶ方々。名前だけプレミアムな量産型の味がしました。

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東京湾から始まり、永遠に続くかと思っていた雲がやっと切れ、地上が見えたのは宗谷国道が走るメグマ浜。40km程北にあるはずの樺太最南端の西能登呂岬(クリリオン岬)だけでも見たいと思っていましたが、その僅かな望みも厚い層雲に覆われてしまったままでした。

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高度を下げながらの左旋回中に、利尻富士(1,721m)が雲と雲の間の隙間にあるのをナントカ発見!  百名山のうちでも自分達夫婦が登頂できていない山のひとつで、目にすると近く迄来ているだけに口惜しい気持ちになってしまいます。妻と利尻島を訪れた時は不運にも大雨に見舞われて断念したのでした。最近では北海道本島から海を渡ったヒグマも棲息しているらしく難易度があがったとか...。

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季節があえば白鳥の大群が見られると言う大沼を飛び越えて行き、ゴーと大きな音をたてながら日本最北端に位置する稚内空港の滑走路08に向かい最終アプローチです。反対側では稚内市街から野寒布岬(ノシャップ岬)が見えているのでしょうか? 

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着陸後に滑走路端で大きくUターン中。この空港はその地理的要因による季節風、低視程、滑走路面悪化などにより国内有数の欠航率(冬季は1割を超える)を持つ空港です。この日は羽田空港出発前の機材不具合発見により、1時間以上遅れての出発でしたが無事に到着。欠航した場合、レンタカーや宿の予約をどうしたら良いか...と頭から離れなかったモヤモヤを、着陸時のドスンというショックが頭からスッキリ追い払ってくれました。