全日空ANA3231(成田→仙台)プロペラ機で安達太良山を越えて仙台へ

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成田空港から仙台空港へ大きなプロペラ機で行って参りました。成田空港は第1から第3までのターミナルビルがあるのですが、全日空の国内線はそのうちの第一ターミナル1階にチェックインカウンターがあり、搭乗口は予想通りのバスゲートでした。この成田空港-仙台空港路線は主に仙台から成田へ/からの国際線利用旅客向けを想定した経由便だと言われるも、スーツを着た乗客もそれなりに見受けられ仙台-成田間の移動にも使用されているようです。自分もその一人でした...。

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搭乗したのはボンバルディアのDHC8シリーズの機体で、P&W社のデカいターボプロップエンジンを搭載しています。ジェットエンジン搭載機と比べた燃費の良さにより主に短距離路線に投入されることが多い機種で、4枚のプロペラを2,000馬力を超すエンジンでブン回して世界中で飛んでいます。

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空港敷地の南側の駐機場より、成田空港の地上職員による見送りを受けながら出発。エンジン全開。滑走路16Rの北の端より南に向かってブーンと唸りをあげながら離陸していき、途中で大きく旋回して北へと機首を向けて目的地へと向かいました。以前に、自分が操縦して成田空港上空を東西に通過した時にも感じましたが、成田空港(1,172ヘクタール)は上空から見ても実に巨大な空港です。これが、滑走路5本を備えた当初案の富里空港(2,300ヘクタール)であったなら、さぞかし凄い空港だったのだろうと思ってしまいます。

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今回の仙台空港までの飛行ルートはこの様な感じです。鉄道であれば「汽車は煙を噴き立てて、今ぞ上野をいでてゆく、ゆくへは何く陸奥の、仙台までも一飛び♪」と唄う旅路ですが、茨城県、栃木県、福島県、山形県を飛び越えて、成田空港を10:00に出発してから1時間5分であっという間の到着。

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離陸して比較的すぐに竜ヶ崎飛行場を発見。竜ヶ崎市の東端にある耕作地に囲まれた空港です。関東のジェネアビ拠点・調布飛行場や伊豆諸島の新島/神津島等と同じく800メートルと短い滑走路の長さですが、フランスATRの最新機であれば離着陸できるので、ヤル機/資金があれば定期便も開設も可!?

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国内2番目大きさの霞ヶ浦の手前、写真中央に見えるが霞ヶ浦駐屯地です。戦前・戦中の土浦近辺は日本帝国海軍の一大拠点で霞ヶ浦航空隊/予科練もこの地にありました。此処で学んだ人には日本のエースパイロットと名高い坂井三郎氏もおり、だいぶ前ですが茨城県守谷でお会いした事がありました。8月15日のポツダム宣言受諾の2日後の米軍との空戦の話しをお聞きしたのが印象深く、どうも、霞ヶ浦航空隊と聞くと坂井三郎氏の姿を思い出してしまいます。

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上空から谷田部テストコースの撮影成功(*•̀ᴗ•́*)و 八十年代に国産車が時速300キロを越す試験走行をしていた頃の自動車ファンにとっては聖地と呼ばれた場所で、最大バンク45度を誇る高速周回道路がありました。現在は同茨城県の城里テストセンターに実試験場は移されてしまい、その旧テストコースの北側はつくば市役所とその広い駐車場となっています。

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関東と東北の堺、白河の関を越えて栃木県那須より福島県白川市に入ったところで一枚撮影。そして、日本国内で4番目に大きい猪苗代湖上空を通過して行きました。自分が座った座席の窓にはキズが外窓に激しく残り、スマホのカメラが直ぐに焦点を手前に持ってこうとするので写真を撮るのに苦労していました...。

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まだ冠雪中の安達太良山を上空より。標高1,700メートルの活火山・安達太良山は福島県を代表する山で、深田久弥氏の日本百名山にもその名を連ねており、秋の紅葉の見事さは東北随一とも言われる名山です。山中の源泉掛け流し温泉&山小屋の「くろがね小屋」を上空から必死に探して見るも、場所は知っていても特定する事ができませんでした。

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角田市の南で北の仙台平野へと流れの向きを変える阿武隈川。400メートル程の丘陵地を越えると東日本大震災の大津波で甚大な被害を受けた新地/山本町に至り、その先には太平洋の大海原が広がっています。

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立ち上る煙の流れから風向を判断して、太平洋に一度出てから折り返して仙台空港へと海上アプローチをするものだと悠長に構えていたら、あっという間に西側より滑走路09に着陸してしまいました。因みに、仙台空港に初の定期便を開設したのは日本ヘリコプター輸送時代の全日空で東京行きの便だったそうです。全日空で仙台行きではあるも、もう新東京国際空港ではなく成田国際空港だから東京便でないかな...。

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降機をして、ターミナルビルからお世話になった機体Dash8を蔵王の雪山を背景にして記念撮影。尾翼がプロペラの後方乱気流を避けるために高翼となっており特徴的な姿をしています。仙台には商談一件だけで訪れたので、用事を済ませて夕方には仙台空港にまた戻り、北陸・小松空港へと再び飛んだのでした。