新しく購入した単眼鏡(Vixen)を持ってトーハクに遊びに行きました

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中世期の絵が好きで、美術館訪問時にはよく単眼鏡を持参します。

美術館に展示されている書画は手にして鑑賞することはできず、ガラスケース越しに10cm~1m程離れた位置から眺めることが常です。単眼鏡はいわば焦点距離の短い望遠鏡なので、離れて展示されている書画を手に取っているかの様に見られる魔法の道具。

以前ヨーロッパ訪問時にこの道具の存在を知り、カールツアィスの単眼鏡を買い求めてこれまで愛用していました。しかし、少し前に妻と訪問した徳川美術館(愛知県)で、この20年近く愛用していた単眼鏡を紛失してしまったようで、急遽代替品を買い求めることに。

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家電量販店で、ちょうどこの分野に明るい定員さんがおり相談して購入したのがこちら。ビクセン社(埼玉県所沢市)のマルチモノキュラー4x12です。どこか、ニコンぽい印象を受けます。

倍率を6倍にするかと少し悩みましたが、手ぶれで酔うのを嫌い4倍を選びました。現在行方不明中のモノのとスペック的には殆ど同じであるにも関わらず値段は5分の1でした。

  カールツアィス ビクセン
本体サイズ 70mm x 30mm 58mm x 31mm
重量 45g 49g
倍率 4倍 4倍
対象鏡有効径 12mm 12mm
最短合焦距離 45cm 20cm
視界 180m 201m
ひとみ径 3mm 3mm
価格 35,000 6,900


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で、訪れたのがトーハクこと東京国立博物館。帝冠様式の上野公園を代表する建物です。

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今回の主題の単眼鏡ですが、展示ガラス越しなので細部を楽しむことが肉眼では難しいところで覗くと・・。

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輪郭線の確かさや、花弁のぼかし具合等の細かい部分も確認することができます。この仏画を描いた人の筆遣いの素晴らしさがよく分り、単眼鏡があれば此の1幅だけで軽く1時間は楽しめそうでした。

ビクセン社の単眼鏡はカールツアィス社のモノと見え方は変わらないように思えました。満足です。

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花の季節ですので、館内の色々な場所で優美な花々が飾られており、古今の名品に咲くサクラが艶やかです。

吉野のシロヤマザクラを描いた「吉野山図屏風」が今回の訪問で最も惹かれました。4月中旬ですから吉野現地では上千本まで満開になっている頃でしょう。

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本館北側の庭園も期間限定(5月7日まで)で開放されておりました。樹の上に咲くサクラはだいぶ散ってしまっていましたが、ときたま吹く風でおこる桜吹雪と桜絨毯を見る事ができました。