響き渡る「青山ほとり」、東京農業大学世田谷キャンパス・収穫祭に家族で大根を貰いに行ってきました

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数ある大学祭でも異色放つ東京農業大学。国内で初めて設立された農学専門の私立大学であり、現在唯一の農業大学。その農業大学が只の学園祭ではなく、収穫祭だと声高に言っている学園祭が11月の3-5日の3ヶ間開催されていたので、ジジババ+孫2人と自分の5人で覗きに行って見ました。

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最寄駅の小田急線経堂駅から賑やかな商店街・農大通りを抜けて徒歩15分で農大の敷地に到着。本来であれば農大生が大根を持って農大通りをパレードする宣伝活動が10月に2度の機会があったはずなのですが、天候恵まれずで大根踊りをまだ見ていません。

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世田谷通りに面した正門ではなく、年々入場者が増加している経堂門から入りました。ビデオを構えているにが私の母、写真に写っている子供2人が、うちの息子と娘です。東京農大も創立126年、今年のテーマは「農の進化、共に挑もう未来に向けて」だそうです。

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入口付近様子です。赤白のテントは収穫祭での模擬店やイベント日程等の書かれたパンフレットを配布しいていた受付。そのパンフレットには地図や各種案内だけでなく、嬉しいことに稲穂が1穂添えられていました。受付の奥には5年程前にできた、あの農大とはとても思えない近代的な建物「農大アカデミアセンター」が聳えています。

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大学生らしい若さを感じられる呼び込みの模擬店前を通り過ぎ、うちの娘が興味を示したのはグランドでの応援の練習風景。

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子供達には「農大の人達はみんな大根を持って踊る人」と教え込んでいたので、本当に大根を持っているのかを見たかったようでした。「おとう、あの人達、大根隠しているの?」との質問。

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収穫祭と言えば無料で配布される大根。無料大根と言えば農大。その大根配布会場「ユリノキ広場」入口まで辿り着きました。自分たちが経堂門を潜ったにが午前10時ちょうど、芝生の奥に見える行列は既に長蛇の列となっていました。

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列に列んでいる間にも、大根さんから寄附を求められたりして待つこと30分程で整理券を入手。大人子供に関係なく1人枚づつ貰えます。

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これがその引換券です。この時点でジージは煙草を吸いに行ったまま戻らず、そのため入手できたのが5枚でなく4枚だけとなっていました。これには子供達だけでなく、母も「大根を貰いに来たのに、何やっているのか!」とブーイングとなかなか手厳しい。

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引換券を渡して念願の大根を和服姿の学生より受け取りました。この和服、よく見ると大根柄です!この日だけで2,500本。収穫祭の3日間で7,000本以上の大根が配布されたとの事でした。ステージ裏に目を向けると千葉、熊本と色々な地名の入ったダンボールが山となっていました。

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農大収穫祭の3大目玉の大根、ハチミツ、味噌。前回はハチミツに並んだので、今回は味噌に挑戦してみることに。大根配布受け取り直後から並び始めましたが30分以上の行列…。

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並び始めた時の在庫状況です。農大卒業生が働く味噌蔵が多く、近所のスーパー入手できない地方の小規模蔵の味噌も購入できるのが魅力。中には一般の流通経路には乗らないものの、母校の収穫祭だけには供給する幻の味噌もあるとか…。醸造科の農大生が千葉の味噌蔵で造った「農大生仕込み味噌」と他の幾つを狙っていたのですが、列の先頭に来た時には農大味噌しか売れ残っていませんでした。

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母親が味噌の列に列んでいる間に子供達は、箸を使って30秒で豆を何個移動できるかゲームで沢山うまい棒をオマケで頂いたり、

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豚の丸焼とにらめっこしたりして遊んでました。このブースの売り子さん、「インスタ映え間違えなし、SNSで是非とも拡散を〜」と声をあげていました。文字通りに炎上希望との事。

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念の為にと通称「ミツケン」ことミツバチ同好会が販売しているハチミツ販売店の行列を確認。間違えなく1時間待ち以上は必要そうなので即断念しました。この日は晴れ日でしたが、風が結構ありました。学生に聞いてみると、この日の列の先頭は午前3時には並び初めていたとか…。

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食べ物を中心に100近い模擬店/販売店が並び、大賑わいの農大。人件費ゼロなので全てが安価で、10万人近くが3日間で訪れたそうです。自分は日本の大学を出ていないので、収穫祭で見る楽しげな大学生達の姿は正直羨ましいとすら感じました。

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大好物の「こんにゃく」を買って貰い、ご機嫌の娘。片足を上げて、両手を広げ飛んでいる決めポーズ。自分は昨年購入した農大自動車部の「人間エンジンオイル(醤油)」を買い求めたかったのですが、娘に引っ張られ断念…。

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大根を配布していた場所で大根踊りをすると聞き、是非とも見なくてはと戻ってきました。東京農大は女性7、男性3と予想に反して女性が多勢。舞台に立つ学生も女性が多いのは、そう言う理由なのでしょう。1番手前の学ランを着た大根は大魂(だいこん)君。応援で使われた大根が入団したという設定だとか。

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農大生・市山正輝が1923年に作詞作曲した応援歌「青山ほとり」が響き渡ります。当時の農大生の矜恃が愉しげに謳われており、青空に太鼓と伝統の応援歌。観客からも盛大な拍手が贈られていました。

農大生元気あるかい(押忍 押忍 押忍)
苦しきときの父となり
悲しきときの母となり
楽しきときの友となる
いざ歌わんかな踊らんかな狂わんかな
農大名物青山ほとり

一 青山ほとり常磐松
聳ゆるタンクは我母校
何時も元気は山を抜く
農大健児の意気を見よ
今日も勝たずにおくものか
そりゃ突き飛ばせ投げ飛ばせ

二 お前達や威張ったって知っちょるか
お米の実る木は知りゃすまい
知らなきゃ教えてあげようか
おいらが農場へついてこい
金波銀波の打つ様は
そりゃ踊りゃんせ踊りゃんせ

三 農大健児はすまないが
お米の実る木がついている
昔も今も変わらない
人間喰わずに生きらりょか
命あっての物種じゃ
そりゃ惚れりゃんせ惚れりゃんせ

四 お嫁に行くならお娘さんよ
お百姓さんに行きゃしゃんせ
難しい事は抜きにして
ちょっくら考え御覧じろ
お腹の貧しい事はない
そりゃ結婚せ結婚せ

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大根踊りを堪能した後で大魂君と並んで記念撮影を目論むも、アホな子供達は着ぐるみの中の人を確認しようと袖から執拗に覗き込んでいました。

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主に東京農大を卒業した方々が生産される農作物や、農大生の研修先の農家から買い付けた野菜等が日本全国から集まっていて、どれもこれも気になったのですが子供達に気を取られてしまい、とてもゆっくりと見てはいられず。なので、結局持ち帰ったのは大根と農大味噌だけになってしまいました。

農大生だけあり、どの模擬店/販売店も扱っている農作物を知っており、ただ販売しているだけでないところが農大だと感じさせられます。来年はできれば妻と2人で沢山の店を細かく見てまわり、色々な農産物を持ち帰り、自分達の収穫祭にしたいものだと思いました。