スターフライヤーSFJ26(関西→羽田)非常口席で感じる重圧

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今回はスターフライヤーで関西から帰ってきた話しです。大阪での打ち合わせ時間が想定より伸びてしまうも、日本の列車運行定時制を信じてギリギリまで継続。10月に発生した台風21号の影響で、南海鉄道の特急がスケジュール通りに動いていないと駅で知り、急遽、JR「はるか」で関西空港になんとか時間内に到着したのでした。ホームに降りたのがチェックイン締切10分前でした。

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今回利用するのはANA傘下のスターフライヤー。2つある関西空港の駅直結している第1ターミナルが乗り入れしている場所です。もしこれが、エアロプラザから連絡バスで向かう必要のある第2ターミナルから出発する便であったなら、とても間に合わなかったと思ったぐらいの余裕のなさ。 

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関西空港でのスターフライヤーのカウンターは全日空カウンターだとの案内を受けていたので、素直に青いANAのチェックインカウンターで手続き。いつもの通りですが、新幹線で帰るか、飛行機で帰るかの決心を搭乗前日まで引き伸ばしての予約をしました。座席は当日チェックイン時での運任せでした。

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ANAやJALにしなかったのは、他の航空会社の席にたまには座りたいと思ったからで、成田空港に行かなくてはいけないジェットスター等のLCCは除外すると、神戸発着のスカイマークと関空発着のスターフライヤーの2択しか残りはありません。それで、今回はスターフライヤーを選んでみたのでした。

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前回に搭乗してから既に1年半が過ぎており、実に久しぶりの黒光りする機体。松井龍哉さんデザインの黒白ツートン塗装の珍しい色味なので、ターミナルビルから見える機体の中でも結構目立ちます。どこで自分は勘違いをしたのか、スターフライヤーの機体は全身真っ黒だと思い込んでいたので、実物を目にして腹部が白い事に気が付き「あれっ!?」と呟いてしまいました。

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荷物検査を受けてから搭乗ゲートに到着すると、すでに乗客が乗り込んでいる途中でした。仕事で出かけると何かしらお土産を家族に買うようにしていますが、今回は本当にギリギリで手ぶらで搭乗することになってしまいました。

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緊急脱出口に当たる11Fがこの日の座席です。もし本当にコトが起きたら、他の乗客全員が脱出するまで手伝う事を求められる責任重大な席。戦国時代で言うところの殿(しんがり)役を務める義務を負う座席。此処に座る時には幾分緊張を強いられるので、普段は極力避けるようにしています。

今回は出発間際のチェックインで、あれこれ言っている余裕がなく、発券された座席が非常口だったのでした。もし機内で火災が発生していると仮定して、本当に自分が途中で逃げずに他の人々の手助けができるか不安です。

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非常口席なので、もちろん主翼の上です。前席にある安全のしおりを念入りに読み、頭の中で非常口のドアを開ける手順を数回シミュレーションします。主翼の上に出たあとには、機首方向は超高温のエンジンがあるから後ろに行かなくては行けないとか、着水時には主翼附近にはボートはなく、前方/後方にしかない等を忘れない様にとブツブツ。

航空機は90秒で機内全員が脱出できる設計になっていると言いますが、子供/老人含む老若男女の訓練を受けたことのない一般乗客が真っ暗な中を非常灯頼りに脱出をしたら、実際はどのくらいの時間を要するのか?  脱出時にハイヒールは不可とどの航空会社(スターフライヤーもXとビデオで表示されていた)でもなっているが、ハイヒールでの搭乗を拒否しないのは何故か等を取り留めなく考えていました。

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考え事をしていると、いつの間にやら地上滑走を開始しています。地上職員の方々が寒空の下で手を振っているのが視界に入り、慌てて写真を撮って、手を振り返しました。

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離陸後は窓の外ばかりを普段眺めている時間ですが、主翼の真上で視界が悪いのと、夜であまり見えないので早々に庇を閉めて機内エンターテインメントを楽しもうと気持ちを切り替えます。

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スターフライヤーは国内線でも機内モニターが各席に備え付けられており、オーディオ/ビデオ番組が楽しむ事ができるのが売りのひとつ。東京・葛飾区に鍛冶場を持つ吉原國家氏のお孫さんが出演されたプログラムが気に入り、3度再生してしまいました。

息子が日本刀好きなので、ビデオに出ていた葛飾の「日本刀鍛錬道場」ではないのですが、別の鍛冶場にて日本刀の作成現場に息子とお邪魔する予定があり、予習、予習とビデオの話しに聴き入りました。

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スターフライヤーの珈琲とチョコレートです。前回も思ったのですが、このコーヒーがいただけない。自分の周囲の人間は皆スターフライヤーの珈琲が各社機内サービスで出てくる珈琲で1番と言うのですが、どうも自分の好みに合わないようで残念に思えます。周りの評価が高いので、期待値が高いのが原因か知れません。

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羽田空港へは東京湾をぐるっとまわり、B滑走路22に向かうルートでのアプローチ。途中でディズニーリゾートが視界に入ったので慌てて撮影しましたが、機内が明るく、写り込みが強くなってしまいました。ジャケットの袖から見える白いシャツを隠していますが、指が隠れていません…。

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羽田空港に到着しました。沖止めです。2020年3月を目標に現在の国内線第2ターミナルの南側を国際線共用化する計画が発表され、工事用クレーンが最近立ち始めました。搭乗ゲートの数量的不足より、JAL/ANAの地方路線を含む、その他弱小チーム(スカイマーク/スターフライヤー/ソラシド/エアドゥ)は全て沖止めへと徐々になっていく気がしていますがどうなる事やら。

取り敢えず、無事に羽田空港に到着となったので、非常席に座るプレッシャーからは解放されました。

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沖止めバス移動ですので、階段を降りてから機体を近くから眺められるのが自分は好きです。空港に着陸後の機内アナウンスで「バスでの移動」と聞こえるや、今回のフライトの機内でも空気が少し変わったので、好ましくないと思っている人も多いのでしょう。

乗り遅れるかと大慌てだった空港への移動も、プレッシャーを感じた非常席も、無事に目的地に到着すれば直ぐに忘れてしまい、いつも通りに空港から自宅へ帰りました。