桜美林大学フライト訓練センター「未来のパイロット」イベント当選

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2018年3月24日(土曜日)に桜美林大学・多摩アカデミーヒルズ・フライトトレーニングセンターで開催されたJAL協賛「未来のパイロット&キャビンアテンダント」に子供と参加してきました。うちの息子は親の影響でか幼稚園の頃はパイロットになりたいと言っていましたが、最近ではサッカー選手か将棋棋士へと将来の夢が既に変わっています。自分で運転できる体験モノはシミュレーションでも好きとのことで、このイベントを知って駄目モトで応募していたのでした。

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 イベント開催の4日前に桜美林大学から送られてきたメールには、「この度は、体験プログラムにお申し込みいただき誠にありがとうございました。我々の想定を超える非常に多くのお申込みがあり、体験プログラムにつきましては、 抽選とさせていただきました。厳正に抽選いたしました結果・・」と続いていたので落選したかなと少しガッカリしました。

そのメールを読み進めていくと、「操縦体験(FTD)にご参加いただけることになりました」と何故か文章が続いていたのです。夫婦揃ってズッコケてしまいました。いま読み返してみても、文章の流れからして落選の言葉が続くと思えてしまいます。

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多摩センター駅で電車を降り、サンリオピューロランドへ向かう家族連れの人達をすり抜けながら桜美林大学の校舎に到着しました。自分は小田急線沿線で育ったものの、桜美林大学の校舎がこんな処にあるとは全く知らずで初訪問です。しかも、桜美林大学の始まりが北京朝陽区の貧困地区にて、1921年に中国人女子向けに開校されたのが起こりだとも、桜美林大学の名前の由来が創立者・清水安三の留学先オーべリン大学に因むとも初めて知ったのでした。

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桜美林大学のパイロット養成コースと言えば、数年前に国土交通省から不備を指摘されて、航空従事者養成施設を返上したニュースがあったなと校舎に入った途端に思い出してしまいました。クルマで例えると、教習所で路上教習を終えると実技試験が免除されるのと同じ認定校で、この認定がなくなると国土交通省の試験を突破しなくてはいけなくなります。

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大きなホールに案内を受けイベント開始です。まず大学側の挨拶で始まり、そのあとにJAL航空教室がありました。羽田空港でのJAL工場見学時に子供と参加した時には、ベルヌーイの定理だ作用・反作用だと参加者の子供達にはチンプンカンプンな言葉を振りかざしていたのを残念に思っていたのですが、この日に壇上に立たれた日本航空の方は視聴者を意識したもので、子供にも分かりやすく、クイズ形式での問いかけも多くて好感を持ちました。

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募集枠30名に当選したフライトシミュレータ開始時刻まで時間があったので、実験多数という宣伝があった気象教室に入ってみました。ただ実際には羽田空港での航空教室同じく、まず説明すべきが先行して視聴者のことは重視していない内容(実験は1回見るのみ)だったので、息子は退屈でしかたなかったようです。

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この教室の良かった点無理に挙げるとすると、後方の白板に描かれたままの空港見取り図が消されずに残っていたことでした。管制塔にターミナルビル、誘導路に滑走路となかなか大きな空港に見えます。パイパーPA28RやセスナC172等の小型機等も見られ、この大学の学習の断片が垣間見られた気になりました。

桜美林大学で海外実習から帰国した学生に聞くとフロリダのオーランド・サンフォード空港だそうです。長さ3,000mの滑走路があり、上述の小型機であれば滑走路の端から端までだけでタッチ&ゴー?が10回ぐらいできそうな訓練環境の模様。

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予定時刻が近づいてきたのでフライトシミュレータのある場所へと移動します。5列で並んだ椅子の向こうにその設備が見えます。この校舎内には複数のシミュレータが設置されているのですが、この日に息子が体験できるのはその内でも最新型と運が良いようです。

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シミュレータの中に入ってみました。東京湾上空で機体がどう動くかを練習をしているようで、かなり急角度な右旋回&急下降中...。ダイヤモンド・エアクラフト社製でFAA(米国連邦航空局)のレベル5の認定を受けている立派な設備です。ちなみにダイヤモンド・エアクラフト社は中国資本(万豊オート系列)傘下のオーストリアにある会社で、小型機では世界3-4位にある企業だったりします。

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反対側に廻るとこんな感じです。操縦席の外に張り付いているのはウチの息子。息子はAI(姿勢指示器)を注視して水平飛行から旋回をする癖があり、アナログ計器ではなく、多くの情報が表示されるディスプレイが中心に備え付けられた機体はあまり好きではないと言っていました。

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教官がハッチを上部に開け、合図を受けて機長席に乗り込む息子。ちなみに教官役をしているのは本当の教官資格持ったスタッフではなく、桜美林大学の訓練生その任に当たっていました。

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息子が成長したのか、大掛かりな設備なのが理由なのか、機器に勝手に触ってはいけないと感じているらしく両手はお膝の上となっていました。

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息子も自分も羽田空港から離陸してから、木更津方面経由して出発した羽田空港の34R滑走路に降りる常周経路コースだとばかりと思っていました。その予想を裏切り、レッスン開始はイキナリ羽田空港の南側上空からのスタートです。

子供用クッションなどで座高を上げる物はなく、息子に正座させるも計器類の向こうが見られる高さに至らず大変そうです。実機で例えるなら、エンジンオイルの給油口が空いて前方グラスが真っ黒。計器と横に流れる視界だけで操縦しろと言われているようなものなので、IFR(計器飛行)の経験が皆無な息子にはカナリ無茶な状態でした。

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操縦席の外から息子の勇姿を撮影しようと機外に出ます。スクリーンに映し出される風景には、西の空遠くに富士山が見えていました。

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反対側に回ってみたところです。鶴見川と思われる川がまるで富士山より流れ出ているかに見えます。天候も快晴でなく、雲がチラホラと浮いている設定なのが本物らしく気分が盛り上がります。
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操縦席に戻ると息子が「あそこ(滑走路34L)に着陸するんでしょ、赤い光(侵入角度指示灯)の真ん中の高さで」と言っており、それを聞いた教官役の学生が驚いた表情をしていました。後でその学生に聞いたところでは、レッスン中に目の前の空港が羽田であること、富士山と自宅の方位を指し示すことができていたそうです。

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沢山のお土産を頂きました。帰りに息子にシミュレータ体験の感想を聞いたところ、「なかなか面白かった」との言葉。加えて、スティック型の操縦桿は反応が敏感で操作が難しいと一丁前な感想も言っていました。