越後の地酒博物館・ぽんしゅ館新潟駅店

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苦節4年、やっと「ぽんしゅ館」新潟駅店を訪れられる機会が訪れて来ました。新潟駅は寄ることが滅多にないため、今回の新潟訪問の機会に訪れたい場所リストのトップにしていた場所です。

新幹線E4系レンタカーを走り終えた先が新潟駅。駅からホテルメッツの入る建物まで通路を突き進んで行きました。

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手前の9階建がビルが今回の目的地です。その向こうの高層ビルは4隅までガラス張りか凄いなと思いながら、進んでいると・・。

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いきなり、新潟の地図と酒瓶ラベルで埋め尽くされ広告があり、「ポ→」と暗号の様な表示。

ぽんしゅ館の「ぽんしゅ」を日本酒の新潟弁かと当初思っていました。日本酒(にっぽんしゅ)を略して本酒(ぽんしゅ)。どうやら自分より上の世代では日本酒を「ぽんしゅ」と呼んでいたらしいと、酒蔵巡りが趣味な妻より後日教わりました。

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越後湯沢駅の元祖ぽんしゅ館では、完全に酔い潰れた人達の人形でしたが、コチラは法被姿の店員さんがビンを片手に呼び込み中のようです。

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店内は日本酒はいうに及ばず、お米、味噌や醤油等の魅力的な新潟特産品がズラリと並んでいます。買い物は後にして、まずは「利き酒番所」に入って行きます。

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新潟県内90箇所以上の蔵の味が1度に揃う、呑んべぇ向け観光地に到着。カウンターで500円を渡すと、お猪口(25ml)と5杯分にあたるコイン5枚が貰えます。

ショッピングモールに置いてあるガチャガチャ群のように並ぶ蔵自動販売機から、黒板に書かれたランキングや、定員さんのお勧めリストを眺めながら、どれを飲もうか迷う愉しい時間を過ごすことに。

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各酒蔵ボックスには、飲める酒銘とその解説がありました。お猪口をセットして、コイン1枚投入。最後に黄色いボタンを押すと1口分が注がれる仕組み。

1杯100円なので色々試し飲みをするには良い処で、1万円あれば新潟県の全蔵制覇すら可能です。スタンプ帳を利用して何度も訪れることもOKで、店内にはその偉業(全蔵制覇)をなし人々の名前が掲示されていました。

さすが、日本酒の1人あたりの消費量断トツ1位(東京の約2倍にあたる年間14L)を誇る新潟県ならではの観光名所だと思えました。

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自分が最近ハマってるいる九州の酒処・佐賀県と日本酒王国・新潟県を比較してみると、新潟県は蔵数が全国一と言われていますが酒蔵数/人口(10万人単位)で計算すると新潟3.9、佐賀3.7と殆ど同じ数字になりました。 

但し、1蔵あたりの生産量は新潟439キロリットルに対して佐賀は77キロリットルに留まり、実に5倍以上もの開きがあるので新潟の酒蔵は規模が大きいようです。

県名 面積(Km2) 人口(万人) 消費量(L/人) 酒蔵 総生産量(kl)
新潟県 12,584 228 14 89 39,071
佐賀県 2,440 83 5 31 2,413

 県内総生産量を総人口(未成年含む)で割ると新潟県が17L、佐賀県が3Lとなり、兵庫、京都に次ぐ生産量誇る新潟県は佐賀県の5-6倍とやはり圧倒的でした。1人当たりで見ると新潟県は17L生産し、14Lを県内消費量、残りの3Lは県外輸出をしている計算になるようです。 

新潟のお酒は東京のような巨大消費地向けに製造されているとばかり思い込んでいましたが、誤った認識だったようで、日本一呑んべえな県民の為に良い米と良い水で造られたお酒を分けて貰っているのが実情のようです。

ぽんしゅ館は、そんな新潟のお酒を一見の観光客にも大盤振る舞いしてくれる、実に有難い場所とよく分かりました。新潟県で訪れた事がある場所で、越後湯沢駅や月岡温泉にも同様にお試し価格で沢山飲める施設がありましたが、他にもまだまだあるのかもしれません。