神戸・三宮駅徒歩5分にあるとは思えない、昭和色濃い二宮旅館

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神戸の三宮は「サンノミヤ」という音の地名であって、神戸八社と呼ばれる生田神社の裔社のひとつ三宮神社から由来するのを最近知りました。この日に宿泊する宿は同じく生田神社の裔社・二宮神社からスグところにある「二宮旅館」さんになります。f:id:tmja:20180521135411j:plain

三宮の駅からも直線距離であれば500メートル程とほど近く、近くにはコンビエンスストアに飲食店街と便利な場所にありました。上述の二宮神社からも徒歩1分と言ったところでしょうか。二宮神社の御祭神は正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命で、「まさに勝つ、吾は勝つ、勝ち進む速さは日の昇るがごとく」と非常に勇ましいお名前の神様。

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こちらが二宮旅館の正面玄関です。取引先と夕食を一緒にしてから訪れたため夜9時を回っての到着しました。ここ1年程は江戸・明治に開業した小さな旅館を好んで泊まり歩いています。二宮旅館さんは元妓楼や、宿坊、湯治等の特徴のあるものではなく一般の民家といった外観ですが、繁華街・三宮で営業を続けられているのが凄いところ。

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旅館の入口側と入口から奥側の眺めです。この手の旅館では急階段が玄関にあるのがお決まりで、二宮旅館もお約束通りに玄関スグの場所にありました。但し、階段の角度が緩やかなのが二宮旅館の若さ?を物語っているようです。2階には桜、桃、楓という客室が3部屋。

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1階通路脇に受付がありました。なかで電話中の女将さんの愉しそうな声が聞こえていたので、じきに終わるだろうと考え待つことにしました...17分程。取引先とお酒を飲んだ後だったので、廊下で荷物を持ち立ったままは少し堪えました。

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大変感じの良い女将さんに旅館内の案内を頂き、萩と名前の付いた部屋までやっと到着です。途中にセルフサービスの無料コーヒーと、共同洗面場、有料ランドリーコーナー、24時間いつでも入れる風呂がありました。田舎の方だと鍵なしの部屋もありますが、二宮旅館は神戸中心ともあり確り部屋に鍵がありました。

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部屋の天井は平らでなく、凝った造りになっていました。照明は紐が垂れ下がっているのでなくリモコン操作。先程の立ちんぼが余程堪えたのか、廊下に立っていなさいという子供の頃の罰は、見せしめの効果以外にも立ち続けるのは結構辛いからできたのかと考えていました。

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コインランドリーの反対にある硝子トビラを開けて通路を渡った先に共同浴室「御湯殿」。女将さんの話しによると、二宮温泉という翌朝まで営業している銭湯も近くにあるそうです。繁華街の中で、銭湯に夜来るのはどんな客層なのか確かめてみたいと興味を持ちましたが、移動続きで疲れていたので次回のお楽しみに。

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通路を渡ってからの客室側の眺めです。1階には藤・萩・菊・椿の4部屋が中庭を囲むように並んでいます。建物の造りから判断して4部屋はみな同じ広さのようです。

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翌朝チェックアウト前に見た浴室への渡し。昨晩は暗くて気が付かなかったのですが、雨避けの屋根が通路上にあり、濡れずに風呂場と客室を往復できるようになっていました。

二宮旅館は商店街の裏通りにある昔ながらの旅館でした。素泊まりでなく片泊まり(朝食付)を希望したかったのですが、女将ひとりで手がまわらず対応がでないとのこと。その他は貸切状態だったので他の宿泊者に気を使う必要もなく快適に過ごせました。関西には毎月訪れているので、年内には二宮旅館に戻って来る機会がありそうです。