ホテルオークラ東京、日本のグランドホテルに家族4人で宿泊をしてみました

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東京・神谷町にあるホテルオークラに家族で宿泊してみました。ホテルオークラは最後の男爵バロン・オークラと呼ばれた大倉喜七郎の手によるもので、帝国ホテル、ニューオータニと共に御三家とも呼ばれた東京を代表するホテルです。

2年程前に本館建て替えが決定したときにはニュースでも話題になり、記念に宿泊したり、本館オーキッドルームでフレンチトーストを食べに来る人も沢山いました。

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本館解体中も営業を継続している別館に到着。横幅30mはある棟方志功原作「鷺畷の柵」をモチーフとした屏風型壁面が圧巻です。

玄関を入るとすぐにある大振りな生花で分かってしまうと思いますが、実際に宿泊したのは春先でした。この桃の花の後にお邪魔した時には見事な桜が飾られている等、その季節に合わせたもてなしを感じられる場所です。

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オークラ・ランターンとも呼ばれる古代首飾りをイメージした照明が天井から吊り下がっています。三ツ矢式建築の本館には何度も宿泊した事がありましたが、別館には食事でしか来たことがなく、今回が初めての宿泊で楽しみにしていました。

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ロビー全体照明が抑え気味なので、全体的落ち着いた雰囲気です。長寿のシンボル亀の甲羅に似せた亀甲紋の照明、梅の花に模した配置のテーブルと椅子が1段下げた床に置かれ、障子の設えとあわせて本館ロビーを彷彿とさせるものがあります。

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フロントでチェックインの手続きをして貰い、部屋への案内を受けます。エレベーターホール天井にも亀甲紋の照明、エレベーターのドアは菱くずし紋様と何処を見ても日本の伝統美が目に入ってきます。

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正面にはホテル入口に飾られていたのと合わせて、桃の生け花が歓迎の意として飾られておりました。

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エレベーターの天井にも菱の葉のカタチを模した菱紋。子供に菱だと教えて見たところ、「マキビシ、マキビシ」と忍者の道具が連想できた様でした。

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部屋のあるフロアに降りました。子供達はいつもの通りに、我先にと鍵を奪い部屋へ猛ダッシュを開始。部屋へと案内をしているホテルスタッフに苦笑されてしまいました。

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エレベーターホールから廊下に出る場所にも桃の花が飾られています。玄関正面、フロント前のエレベーターと此処の3箇所で全て花の色が異なっていました。

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後程、館内探検に出た時に飾られている花が各階で異なっていたのに気が付き、更にl驚かされました。

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チェクイン時に案内はありませんでしたが、スタンダードツインよりスーペリアツイン(40平米)へ1ランクアップを頂いたようでした。写真は子供達がトランポリン遊びをして荒らされる前の部屋の様子です。

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なぜトランポリン遊びを直ぐにしなかったかと言うと、2台のベッドにそれぞれ鶴と亀の折り紙が置かれていたからでした。何か置いてある〜と2人で騒いでいたのです。

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障子窓の向こうは六本木の高層ビル群。息子は何処に行ってもゲームありきで、お泊まりが好きな娘は風呂場を見たり、箪笥を開けたりと探検中。

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霊南坂の向こうに見える白亜の宮殿がごとき建物はアメリカ大使館公邸です。

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アメニティ1式。手前には娘が置き忘れたと見えるウェルカムスイーツが置きっぱなしとなっています。

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コーヒーカップにもオークラのマーク「銀杏の葉」がありました。製造元はノリタケでした。

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エレベーター脇にも銀杏をあしらった家紋が照明に見られます。勉強不足で、3種類のうち「向かい銀杏」しか分かりませんでした。

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子供達お待ちかねのプール遊びの時間。神谷町駅からの坂を登りきったところの緑の中にある別館の屋内プールで、20mコースが5本mの広さです。

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実は此処の屋内プールは初めての利用です。曰く、偏屈な年寄りが威張り散らしている集合場と聞いていたので避け続けていていました。実際に訪れてみると、噂通りの雰囲気を感じられない訳ではないですが、至って普通の屋内プールでした。

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オークラ別館は日本航空の創業者の私邸だった土地に建っています。神谷町駅近くにある「俺のイタリアン」を予約したので、夕食を頂きにショートカットコースで竹林を抜けて降りてみました。

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食後の運動にと神谷町駅からの坂を登ってホテルに帰ります。宿泊したのが土曜日からの週末だったからか、部屋は満室近いとチェックイン時に聞きました。

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翌朝、妻と子供達がまだ寝ている間にコッソリ部屋を抜け出して、早朝の散歩に出掛けてみました。

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本館の建っていた場所の解体は相当進んでいました。ホテルオークラには訪れる機会が多く、10代の頃には「ここの中華は味の素さえ使わなければ最高なんだよ」等と生意気な事を言っていた恥ずかしい記憶もあります。

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重機の向こうにホテルオークラの創業者・大倉喜七郎の父、大倉喜八郎が収集した東洋美術の展示場「大倉収集古館」。ここの2階ベランダから次に見る風景は200mの高層ビルと生まれ変わった新本館になるのでしょう。

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部屋に戻っても皆まだ就寝中。朝食はラ・ベルエポックと迷いましたがルームサービスで頂きました。せっかくのホテルオークラ東京ですので、名物フレンチトーストを自分は堪能。

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お義母さんへのお土産にと、地下のショッピングアーケードで桜の鉢植えを求めてみました。簡単な買い物にも丁重な梱包がされていました。

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フレンチのラ・ベルエポック、中華の桃華林へと続く最上階の長いアプローチ。旧バロン・オークラのあった場所に移転していたベルエポックが朝食会場になっていると今回の滞在で知り、カナリ驚きました。少し早い昼食をと桃華林を覗いたら、家族で来ているにがバレてしまって特別サービスを頂く事に。有難うございます。

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最後に入口の花の前で記念写真を家族で撮ってもらってから、ホテルオークラ別館を出発しました。クルマを停めた位置を忘れてしまい、駐車場の係の方より丁寧なアテンドをして頂いたりとお世話になりっぱなしです。

個人的に思い入れの深いホテルなので宿泊を楽しみにしていました。期待値を上げてしまうとガッカリする事も多々ある事ですが、オークラのスタッフのサービスは自分にとって心地良く、意義深い滞在ができて満足でした。食事に来ることはあっても、宿泊は新本館完成の2019年まではないと思うので、古くボロとなってしまった駐車場を出る時には、少し寂しい思いでした。