日本航空JAL2465(伊丹→奄美)B738 瀬戸内から奄美までブロッケン現象が続いた今年一番のフライト

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奄美大島行きの飛行機に乗るために伊丹空港へ戻って来ました。奄美行きは母親の付き添いで、現地での運転手を頼まれての訪問となります。

伊丹空港が混雑する時間帯なのか長蛇の列が出来ていました。JGC(ジャル・グローバルクラブ)の特典を活かして、母親と一緒に優先レーンを通過。自分一人の時はあってもなくても同じと感じているJGCやSFC特典ですが、親を待たせずに誘導できたので良かったと感じられました。

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伊丹空港は普段、伊丹と羽田間の移動にしか利用することがありません。なので、搭乗口18番より向こうは訪れる機会が乏しく、空港地図を見てみると、19番から25番とかなりの数の搭乗口が並んでいるのに今更驚いたりします。

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この日に搭乗することになった日本航空のボーイング737-800型の旅客機。搭乗する便はJAL2465で朝9時25分発→奄美空港に11時15分着と2時間足らずのスケジュール。伊丹上空には晴れ間も見えますが、雲が広がっているようで、窓からの景色は余り期待出来なさそう。

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ボーディングブリッジを渡り機内に入ると、駐機中の機内温度上昇を抑える為に庇が閉められていました。座席はクラスJの並び席で、母親に景色が楽しめる窓際を譲ろうとしたところ、「私は寝ているだけだから」と言われて自分が窓際に座ることになってしまいました。

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着席後にはいつの間に購入したのかお茶のペットボトルを渡されたりと、いつまで経っても子供扱いのままです。備え付けのJALの運航スケジュールを見ると、9時15分発の鹿児島空港行きと思われるJ AIRのエンブラエル170が先にプッシュバックを開始。

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伊丹空港には2本の滑走路があり、旅客ターミナルから遠い方の32Lから離陸でした。滑走路に正対する瞬間は、操縦席の緊張感伝わってくるかようで好きな時間帯です。

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離陸直後にターミナルビル方面を1枚撮影。エンジンと主翼が綺麗に視界に入る座席位置、間違えなく自分で座席指定をした場所だと写真を後から見ても判ります。

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西宮上空から神戸の中心街の眺め。甲子園球場を狙っていたのですが、少しシャッターを切るのが遅かったようです。六甲山地が瀬戸内海に消えていき、海峡を挟んで淡路島として隆起しているかのように見えました。

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須磨海浜公園や須磨浦公園が見えて来ると、本州を離れて南へと向かい始めます。母親は機内でWIFIが無料で使えると知り、スマホに忙しそう…。

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明石海峡大橋を眼下に収めながら四国側へ移動中。バイクツーリングで大雨に合ってしまい、この橋の上を強風&大雨のなかを死ぬ思いで走った事があります。この全長4kmの橋を見る度に思い出してしまい、思わず身体を固くしてしまいます。

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淡路島上空の畝雲の上に見つけたブロッケン現象発生。ブロッケン現象は太陽光が雲によって散乱され、影の周りに虹色の光の輪が現われる現象です。

ブロッケン現象(ブロッケンげんしょう、英: Brocken spectre)とは、太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象。 Wikipediaより

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ブロッケン現象は今年も何度か目にしていますが、着陸前の雲に映る搭乗機の影で目にすることが多かったです。旅客機が着陸に向かう時なので、雲に近付く少しの時間だけ楽しめるスペシャルイベントでした。

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四国を抜けて、九州南部に入っていても雲は切れず。高度1万メートルの空の上で、搭乗機の影と光輪が雲のスクリーンに写り続けていました。1時間を超える気象光学ショーを、母親と席を何度も交代して写真を撮ったりを繰り返していました。

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屋久島と奄美大島の中間あたりで見られた不思議な光景です。写真下のブロッケン現象は瀬戸内海よりそのままなのですが、それを大きく跨ぐかのように大きな虹のようなカタチの影が雲に映し出されていました。

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目的地の奄美大島に近づくにつれて、高度を落としていくと遠目に見えていた旅客機の影がハッキリと旅客機のカタチを造り始めます。

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2つ上の写真で虹のカタチの影と表現した大きな輪は、雲に近づくと七色の虹だと確信。まるで搭乗機が虹色の輪の中心に降りていくかのように下降を続け、ついに雲に突入して感動のフィナーレを迎えたのかと思いきや、

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雲の下には更に雲の層があり、搭乗機の影+それを囲う虹の輪、さらにそれを囲う虹の大きな輪と信じられない光景が再び。雲に突入した時には「やっと、終わった〜」と一息つけたかと思いきや、また幕が開き、アンコール上映開始と息をつく間もありません。
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これまで一度も見た事のない長時間光学ショーも、喜界島が目に入ってくる頃には雲が離散してしまい本当に終了。このような素晴らしい光景を母親と一緒に見る事ができ、お互いに「凄かった」と言い合える、この上もない時間を過ごす事ができました。

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と、油断をしていると、高度1万メートルではなく、着陸間際に海面に近い雲にブロッケン現象ショーが新たに開始・・。

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着陸前の最後に雲に突入前に撮影した一枚です。ハッキリと旅客機のカタチが影となっていました。もはや、感動という言葉を超えてしまい、目から涙。

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奄美大島の北東に位置する奄美空港へ最終アプローチ中です。着陸間際に沢山の岩礁をスレスレかと思わせる高度で飛び越え、「バシャーン、バシャーン」と波が砕ける音が聞こえてきそう。

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滑走路03に無事に着陸しました。この日、この便に乗る事ができて実に幸運でした。飛行機から降りる時に母親がCAさんに「お世話になりました」と言うと、「楽しそうでしたね」とにこやかに返答。やはり、機内でも目立っていたようでスミマセン…。

これだけの光学気象ショーを目にする事は稀ですし、既に還暦を迎えている自分の母親が「輪っかだけでなく、大きな虹が見える」 と愉しそうにしている姿を見ることができて嬉しかったです。10年後でも「あの時は凄い光景が見られたね」と言える程に記憶に残る、本当に素晴らしいフライトでした。