近畿日本鉄道 特急・青の交響曲シンフォニー(六田駅→阿部野橋駅)

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特急「青の交響曲」は大阪阿部野橋と奈良・吉野を結ぶ、2016年9月に運行開始された「上質な大人旅」をコンセプトにした観光列車です。人気路線で予約はまずできないと聞いていたので、諦めたままにしていました。

流石に1年が経過した平日だったからか、簡単に指定席がネット予約で取れてしまいました。お墓参りでたずねていた吉野からの帰りに記念にと今回乗車をしてみました。

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1日2便(往復で4便) の3両編成で、吉野から阿部野橋を75分程の短めの乗車時間。始発・吉野駅から3駅目、吉野川の北にある小さな六田駅から乗り込みました。輝く濃紺色に金ラインの車体がホームに入り込むと、あっという間に出発するので、自分の指定席のある1号車でなく2号車に乗り込みました。

  阿部野橋 吉野 吉野 阿部野橋
第一便 10:10 11:26 - -
第二便 - - 12:34 13:51
第三便 14:10 15:26 - -
第四便 - - 16:04 17:22

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車内に入るとライブラリースペースが目の前に。天井にはレトロな感じの照明、床は石畳を模した凝ったデザイン。最近乗った観光列車にもライブラリーをよく目にしたので、これは観光列車の流行りなのかと思いました。先ずは席に荷物を置いて行こうと進みます。

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2号車はラウンジ車両らしく、売店と飲食スペースが広く取られています。コンセプトの「上質な大人旅」に沿ったホテル内のバーのような空間。

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売店では軽食、お酒、ソフトドリンクに鉄道グッズ等のお土産が置かれていました。柿の葉寿司や、吉野産梨のジェラート等の吉野色を出したメニューが多く用意されています。自席に向かう前に、吉野のお酒飲み比べセットと干柿に栗餡を詰めた菓子を頼んでみました。

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阿部野橋駅へ向かう先頭車両の1号車。ドアを開けた瞬間に「結構、空いているなぁ」と口に出して呟いてしまいました。数歩進むと、他の乗客がいるのが理解かったのですが、ほぼ貸切かと勘違いを一瞬してしまいました。青の交響曲=大人気で満車から頭にこびり付いているようです。

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緞通の柔らかい敷物を歩き、吉野の山並みを模した緑色の座席の中を進みます。座席は2+1の幅広シート。側壁も木目調で全体的に落ち着いた雰囲気が感じられます。

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先頭車両に1席だけの固定テーブル付きの座席が自分の座席。座席が窓側に向かって斜めに設置されており、少しだけ特別感があります。

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座席に腰をおろして、車窓風景をツマミに購入したお酒を楽しむ事にしました。電車内にも関わらず、キチンとお猪口で楽しめるところが嬉しいところ。しかも3つそれぞれ違う柄!

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竜門山地を越えて飛鳥駅に到着。此処は妻が移住したいと言い続けている場所なので、妻に写真を送る為にとホームの駅名表示を撮影しました。

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座席に置かれていた青のシンフォニーのメニューブックと、飲み比べセットに付随していたお手拭き。お手拭きは吉野を想像させるサクラ柄となっています。

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出典: 近鉄の青の交響曲特別ページより

吉野駅から終点・大阪阿部野橋までは12駅。橿原神宮から阿部野橋は殆ど直通区間となっており、南大阪の市街地部分は停まりません。普通運賃970円、特急料金510円、特別車両料金210円の合計1,690円と特別感を出した観光列車では廉価な印象です。

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二上山を抜けて大阪府に入り、大和川を渡っているところです。川のむこうには信貫山、左岸にある高い建物は平野の清掃工場でしょうか。

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写真中央に白い旅客機。信貫山で右旋回し伊丹空港へ向かう旅客機が市街地上空を飛行しているにが見えました。左手にハルカスが見えるとの車内アナウンスが聞こえていたので、日本酒セットの器を急いで売店に返却します。

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列車は終点の大阪阿部野橋到着。ハイドン?の交響曲が流れるなか荷物を纏めて降りると、今回の吉野訪問もおしまいに。

関東から吉野に行く場合は、東名から名阪国道で天理経由に下道で吉野に入る。もしくは、新幹線で京都乗り換えの近鉄利用と、大阪側から吉野入りする機会はほぼ皆無でしたので、何か新鮮な感じです。

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新幹線の東京駅で見られるような清掃スタッフ特別隊がスタンバイしていました。座席の向きを変え、テキパキと清掃し、次のお客さんを迎える準備をします。

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青の交響曲は走り出してから1年経った現在でも特別らしく、大阪阿部野橋駅でも多くの人達が写真撮影をしていました。

ゆとりを感じさせる車内で実に快適でした。強いて難点を挙げるとすれば、70分足らずの乗車では物足りなく、あと1時間は乗っていたいと思ってしまう事でした。