旧バンコク・パトラワディー劇場→現シアターレジデンスに宿泊

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前身はタイの大女優パトラワディー・メジュドーンが1992年に設立した野外劇場パトラワディー劇場。K.パトラワディーの娘さんが劇場跡地に宿泊施設シアターレジデンスを開業したと聞き、2018年に入ってからお邪魔してきました。

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ホテルはチャオプラヤー川の右岸ワンラン地区にあります。ここは王宮に仕える宮廷舞踊家達が昔住んでいた場所でした。ラーマ六世の治世にチャオプラヤー・エクスプレス社の創業者と後になるスパトラ・シンホロカに与えられ、その娘パトラワディー・メジュドーンがその地に450席を有する野外劇場を初めてとする現代美術の拠点を開設したのが1992年。20年程前にチャオプラヤー川を船で渡って舞台を見に行ったことがありましたが、ここパトラワディー劇場だった記憶がぼんやり残っています。

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スワンナプーム国際空港からタクシー乗るも、このような小さなホテルを運転手が知っているはずもなく、ワン・ラン市場付近で道行く人に運転手が道を聞きながらホテルになんとか到達。大きな吹き抜けになっているホールの受付でチェックイン手続きを終えると、ホテルスタッフに部屋まで案内をして貰えました。

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ホテルの廊下には実際に舞台で用いられた衣装が飾られていました。案内をしてくれた男性に聞いたところ、写真に映っているモノはパトラワディーさんではなく、他の著名な方のものだとか。リリィさん?と言う名前を聞きましたが記憶に自信がありません...。

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エレベーターで宿泊する4階まで上がりました。ワット・ラカン・コシンターム(通称、鐘の寺)が暗闇に浮かび上がり、チャオプラヤー川を挟んで向こう側にワット・プラケオ(タイ王宮)が煌々と夜空の下で光り輝いていました。

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宿泊する主棟へ渡り廊下で向かいます。突き当たりには劇場で用いられていた大きな手書きのゲスト帳が展示されています。1992年から2014年までの記録が残っているとケースに解説がありました。

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案内を受けた部屋は32平米のこじんまりしたもので、部屋を広く見せるためか、過度な装飾を避けて、なるべく簡素にしようとする意思が感じられる部屋でした。

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バルコニーがあったので外に出てみると、眼下にはライトアップされたプールと船のドックを模した受付の建物。以前劇場だった頃に椅子が沢山並んでいた場所はあの建物のあるトコロだったと教えてもらいました。この近くにはパトラワディー・メジュドーンが住んでいた家が川沿いに残っており、近くレストランとして開店する予定だとも聞きました。

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部屋のバルコニーからも王宮が建物越しに眺められます。予約時にはリバービューの部屋を片泊まりでお願いしていたのですが、実際にはチャオプラヤー川は余り見えず、輝く王宮ビューの部屋と言ったところでした。タイの人々は王室を敬う持ちが強いのでか、王宮ビューとは表記しないのが慣例なのかもと考えました。

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一夜明けたので、バンコクが暑くなる前に少し外の空気を楽しもうと珈琲を持ってバルコニーに出ます。チャオプラヤー川を行く船の動力音が早朝から響くなか、プール脇にある食事処で男女のスタッフが2人働き初めているのが見えていました。

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その朝食会場に移動してきました。屋外劇場という伝統を受けてか三方に壁がなく、受付同様に風通しの良い場所にと仕立てられているようです。殆どの食事は前日から準備していたのか、大皿からラップを剥ぐだけで完成と少しガッカリな内容。給仕する女性が中国語堪能だったので少し話しを聞くと、このホテルのボスはパトラワディー・メジュドーンの息子さんがされているのだとか、あれこれイロイロと...教えてくれました。

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このホテルに宿泊したのは劇場跡地に建つホテルそのものへの興味の他に、徒歩圏内に是非とも訪れたいと焦がれていた場所があるからでした。会社のクルマがホテルに自分を迎えに来るまでに戻らなくてはならないので、朝食を急いで済ませて、トンブリー駅方面へと急ぎ足で向かったのでした。

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