人力車に乗って正月の浅草巡り(前編)、車夫は瞬間メタル・タケタリーノ山口さん

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正月らしいモノを体験したいと考え、長男を連れて正月の浅草訪問をしてみました。我が家には珍しくクルマ移動ではなく電車利用で、上野駅からは特徴的なレモンイエローになったレトロ感じのする地下鉄・銀座線で上野→稲荷町→田原町と辿り終点浅草に到着です。

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待ち合わせ時間まで仲見世を散歩

浅草で目にする事はあれど、これまで一度も乗ったことのない人力車に挑戦してみることにし、小杉屋さんに予約をお願いしてみました。今年は色々と未体験なものに挑みたいと思っているので、最初の小さな挑戦に人力車搭乗を選んでみました。

雷門の目の前にある交番での待ち合わせ時間まで少しあったので、浅草寺にお参りしてみようと長男の手を取って仲見世を進んでいきます。早朝の人影も少ない時間帯に両サイドのお店のシャッターに描かれている浅草絵巻を眺めながらの散歩も良いですが、気を付けないと直ぐに人と衝突してしまう賑々しさのなかを歩くのも楽しいものです。

手を引いている長男を泣き相撲に出したのは、ここ浅草寺境内が会場だったので、その頃から思うと大きくなったものだと少し感傷に浸ってしまいました。

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車夫は瞬間メタルのタケタリーノ山口さんでした

雷門交番から案内を頂き、北陸銀行ビル(1Fは北海道物産展)の脇道で本日乗せて頂くリキシャと車夫とご対面。長男はこれに乗るのかとご満悦な様子。座るところにホッカイロを置いて頂き、寒くない様にと毛布を掛けて貰い、リキシャに昇る時には小台を用意と至せり尽くせりです。

20年程前にインドで、毎日のようにリキシャワーラーの引くリキシャに乗っていた時には「申し訳なさ」が先行していたので感じられることのなかった”楽しさ”が発せられているように見えました。

長男が手にしている小杉屋パンフレットを見ると、リキシャマン(車夫)のところにはタケタリーノ山口(瞬間メタル)と記載が・・。テレビを殆ど見ない生活をしているので、大変申し訳なかったのですが「瞬間メタルって何ですか?」と聞いてしまいました。もう17年もリキシャを引いているそうです。

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今回通った大まかなルートを頂いた地図に記してみました。参加したのは40分コースです。雷門手前からスタートしてから西へ浅草六区を目指し、折り返して今度は雷門の西側の隅田川添いを進むコース。

リキシャとカタカナで書くほうに馴染みがあるので、ここから先の文章はリキシャ(人力車)を使っていきます。

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リキシャに乗って浅草観光スタート

「リキシャの背もたれに寄りかかってください」と言われると、天を仰ぐような姿勢に一度なってから持ち上げられました。タケタリーノ山口さんが着ている衣装の背中にある「丸に違い鷹の羽」の家紋を目にしながらの、歩く視線より高い位置での散策開始です。

初めに人力車は軽車両に分類されるので、自転車と同じように(歩道上ではなく)道路の端を進むと説明がありました。

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雷門前の交差点まで到着。リキシャは複数車線ある場合は左車線のみを走ると思っていたので、右側車線を走るのにまず驚かされました。上の写真でも右側車線で、前の青いクルマの真後ろに付いているのが分かりますでしょうか?

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なので、左折時にも自動車が左車線を曲がっている処を、更に大回りでリキシャが走る事態になってしまい結構なスリル感があります。

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雷門通りを右折してオレンジ通りへ。自分達のリキシャを含め3台が並んで走っており、そこそこの人達がリキシャ観光をしているのだと解りました。タケタリーノ山口さん曰く、浅草では現在17-18社の観光リキシャ会社があるとの事です。

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たぬき通りに入りました。リキシャの上からの眺めです。浅草には最近、狸ではなくハクビシンが結構出るらしいです。

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六区通りの街灯のところに著名な浅草芸人の方々の写真が飾られているとの案内があり、左が萩本欽一。長男に知っているかと振られましたが知る由もなし。反対側はコロムビアトップ・・。すみません、自分も此方は正直分かりませんでした。f:id:tmja:20170106122006j:plain

こちらの予約済となっているのはビートたけしさんの場所になるようです。

ここで説明を受けていると、浅草名物のくじら屋・捕鯨船の大将が店中より現れてきました。車夫タケタリーノ山口さんも芸人なので新年の挨拶が始まり、傍で聞いいると爆笑問題が来たとか、この手の話に疎い自分でも知っている名前がポンポン出てきます。

大将・河野さんより長男に「べろべろべーろ」の芸?をご披露頂きまいた。この方はビートたけしさんの兄弟子だそうです。

河岸には倉庫群が、陸には浅草寺の参拝客の群れと、浅草は江戸の昔から黙っていても客が来るので浅草人は商売が下手と言いますが、この辺りの雰囲気を見ていると、浅草にはそれでも愛される理由がある一端を見たきがしました。