代々木感謝祭、刀剣博物館開館50年にわたる寄贈名品展を見てきました

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今年1月5日より3月31日まで刀剣博物館にて開催されている「代々木感謝祭 刀剣博物館50年にわたる寄贈名品展」を、某ゲームに嵌まっている妻が最近訪れ高評価をしていたので興味が湧き、自分も仕事の合間を見て訪れてみました。

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甲州街道をテクテクと西へ向かい西参道口まで来ました。ここの北側は新宿区、南側は渋谷区となっています。20代の頃に新宿駅から徒歩圏というのに惹かれて南新宿駅近くに住んでいた事がありますので、この辺りは詳しかったりします。

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刀剣博物館は新宿駅/代々木駅から行く場合には、首都高下潜った先の住宅街にあるので若干分かりにくいかもしれません。周辺にコインパーキングもありますが、刀剣博物館にも数台であれば駐車できる場所が何台分かあったはずです。

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新宿駅南口から徒歩15分程で、今回の目的地・刀剣博物館に到着しました。妻の話しで展示内容を聞いたのもありましたが、今年3月でこの地での営業を終えてしまうと聞き、最後に見納めをしておこうと思いました。

【休館のお知らせ】
平成29年3月31日をもって代々木での博物館展示は終了いたします。

刀剣博物館は平成30年初春に両国の新刀剣博物館において展示再開の予定です。

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国宝3振を含む刀剣23振が今回の展示物のようです。展示目録はこちらのPDF

代々木感謝祭 -刀剣博物館開館50年にわたる寄贈名品展
平成29年1月5日(木)~3月31日(金)

ごあいさつ
日本刀は古来武器という性質以外に信仰の対象や権威の象徴としての側面をもち、また美術品として鑑賞の的にもなっていました。廃刀令後本来の日本刀の役割を終え、更に第二次世界大戦後、日本刀は武器と見なされ駐留軍による没収の対象となり壊滅の危機に瀕しました。しかしながら本間順治、佐藤貫一氏等の活動により戦後の混乱を脱し、両氏を中心として昭和23年に美術工芸品としての日本刀の保存・鑑賞・研究・伝統継承のため日本美術刀剣保存協会が設立され、昭和43年には付属施設として刀剣博物館が設置されました。
この度、刀剣博物館は墨田区に移転することとなりました。ここ代々木の地に開館して約50年、この地で最後に開催する展覧会として、当館が所蔵する国宝や重要文化財等の名品を一挙に公開いたします。これらは当協会や刀剣界を支えてくださった多くの方々の恩寵により当館に寄贈され、当館の活動の基盤となって日本刀の保存・継承・普及に大きく寄与した作品群です。この展覧会ではご寄贈者とともに名品を振り返り、その懇志に厚く感謝申し上げるとともに、刀剣博物館の更なる飛躍を祈念して開催いたします。

 

刀剣博物館

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普段の平日であれば数人といった訪問者しかいなく静かに楽しめるはずの展示場ですが、閉館前とあり刀剣ファンの老若男女が詰めかけていました。男性6、女性3、外国人1ぐらいの割合だったと思います。

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平時は写真撮影厳禁。代々木感謝祭としての特別な計らいでか、フラッシュを焚かなければ写真OKとなっていました。滅多にない機会と思い、奈良県吉野郡で作られた国宝・龍門延吉を記念に撮影してみました。

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博物館等で展示されているモノは傷ひとつない完品ばかりとの思い込みがあるのですが、実際はそうでもないと知りました。上の写真は古河財閥当主より寄贈された短刀「清綱」です。

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赤矢印のところに2つ傷があるのが見えますでしょうか?俗に言う「反りが合わない」の語源の通りに、鞘と刀が合っておらずに接触してできた鞘ズレが残っています。

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こちらは高松宮宣仁親王よりの御下賜品「村正」。

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こちらには鞘ズレではなく、錆が付いている状態でした。博物館に展示されているものは万全と思っていましたが、こういう事もあるのかと思いました。

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来年からの旧安田庭園内に移転先し、新刀剣博物館として開業するそうです。代々木感謝祭が国宝・重要文化財に写真撮影可と大盤振る舞いだったので、両国(開業)感謝祭も盛大にと期待したいところです。