バニラエアJW905(成田→新千歳)A320 CAさんの好判断に拍手

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千歳での打合わせ参加で北海道へ日帰りで向かう事になりました。予定外の出張だったので直前予約となってしまい、金額面で経済的なLCCのバニラ航空を選択。JW905便は8時15分発、新千歳9時55分です。これであれば午後一番には遅延しても千歳市までは行けそうです。

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第三ターミナル本館側からバス輸送による搭乗となりました。平日の便にも関わらず、結構な人数がおり(自分もその一人ですが・・)驚かされます。スーツ姿も自分を含めてちらほらおり、リゾート路線を謳うバニラ航空ですが、ビジネスでの利用者もいないこともない様子。

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指定された座席に着き、いつものように窓からの景色を撮影。オープンスポットなので、バスから降りてパッセンジャーステップ(階段)を登った時に受けた雨風で身体を冷やしたようでした。座席も機体前方なので冷気が入り込み続け、早くドアを閉めて欲しいと心のなかで呟いていました。

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ドアクローズとなり、パッセンジャーステップを作業員が押して機体から離れていきます。機体前方のCAさん2名が何やら慌ただしくしており、どうしたのかと眺めているとどうも締めたばかりのドアに不具合があるのがある様子に見えました。モニターを操作したり、ドアを再度動かしたりして、最終的には電話で何処かと話し込んでいました。

暫くすると機内放送が入り、日本語では安全確認中、英語ではメインテナンス中なので出発まで時間を要しているとの説明。これはドアが完全に閉まらない等で飛行キャンセルも最悪あり得ると嫌な予感が過ります。

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一度離れたパッセンジャーステップが再登場。整備員が乗り込んでくるのか、乗客が降ろされるのかと見ていると、現場のマネージャーらしき人が機内に入り込み、CAさんのチーフとの話しをするのが聞こえました。

どうやら、ドア施錠がドア側の表示では閉まっているとなっているものも、モニター側では閉まっている表示されないのが不具合の内容のようでした(推測含む)。マネージャーさんは、これは不具合でないのでOKと助言をして去って行きました。 

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再度パッセンジャーステップが手動で離れていくのを見送ります。電話では操縦室にも情報が逐一入っていると思われるのですが、今回の件では操縦室のドアが一度も開く事がなかったです。運行の最終責任者の機長が直接確認する事がなかったのが少し気に掛かりました。

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写真の左側の女性がチーフで、今回の件を扱った方です。LCCなので定時運行へのプレッシャーは非常に強いはずと思われるなか、不具合と思われる内容の確認をおこない、自身で判断が出来ない場合は責任者を呼ぶまでの一連の対応は立派だと感じました。搭乗口ドアを再度閉めた後にも、焦る様子はまったく見せず、CA2名で一緒に前方の左右ドア点検(開いていない反対側も点検していました)を指さし確認でキチンとおこない、その動作のなかで笑顔を見せる余裕さえ伺えました。

頭上にある荷室も目視確認だけでなく、一区間ごとに手を押して確認するのも見られたので、バニラエアーの規定及び訓練はよく出来ているのだろうと思われます。ただ、30分近い遅延となってしまうなかで、200名近い乗客の早くしろよという無言の圧力の前でやるべき事をやるのは容易ではないと思われます。冷静に対応されていた、この女性には拍手をしたくなりました。

このチーフの方を含め旅客機の安全は、雨に濡れて作業している地上職員をはじめ、色々な方々の不断の努力に支えられているのを垣間見た気がしました。

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フライトの方は、離陸直後に厚い雲に突入時に縦横揺れが軽くあったぐらいで、その後は快適なフライトそのものでした。

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冊子のなかに飛行ルートを発見。今回の成田→新千歳は赤線で北に向かう方で、宇都宮NDBを経由して北上するいつものルートです。

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エンルート上で雲がかかった場所が殆どでしたが、エンジン横に猪苗代湖(飛行ルート図にも記載あり)、会津磐梯山&檜原湖を発見。

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本州から離れたのは下北半島のむつ市東側。これも飛行ルート図と一致。

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津軽海峡を飛び越え、渡島半島と函館市街地を眺めながら更に北上していきます。

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北海道上陸は苫小牧港の東側でした。妻より北海道は暴風雨が凄いらしいと驚かされていたので、真っ白な大地を想像していたので拍子抜けです。風すら殆どないらしく、煙が垂直に昇っており樽前山のみが冠雪していました。港内には茨城県大洗と苫小牧を18時間で結ぶさんふらわあ号が停泊しているのが見えました。

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途中でドアが急に開く事もなく、新千歳空港に無事に着陸です。出発で30分程、到着も同じく30分程スケジュールより遅れとなりましたが意味のある遅れだと思えました。