院蔵蔵伝仏教文物特展 - 故宮博物院所蔵チベット仏教文物特別展を見て来ました

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台北にある国立故宮博物院で是非とも見たい特別展示会があり、今回の出張は無理矢理要件を作って訪台しました。松山空港・滑走路10で飛行機を見に行った翌朝に、旧知の通訳ガイドの方に台北での常宿・西華飯店まで来て貰い出発です。

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普段は横着してタクシーを利用してしまうことが多いので、故宮博物院には電車&バスで行きたいと希望を出しました。ホテルから最寄りのMRT駅・中山國中駅まで歩き、2駅分北に行った大直駅で降りました。案内板に従い出口3番から地上に出ると直進数分でバス亭に到着です。士林駅から行くとばかり思っていたので流石地元と感心。

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13番のバスが故宮行だと言うので待つこと30分、なかなかバスは来ません。ガイドさんから来年のブッダガヤでの祭典に参加するのかと聞かれ、家族4人でインドまで行く予算がない等の話しをしながら気長に待つことに。店舗から流れ出てくる空調の冷たい風がなかったら、タクシーを捕まえていた気がします。

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バスのなかの様子です。台北の市内路線バスは記憶の限りで初めてのはずです。故宮博物院は台北からひとつ山を越えたところにあると位置関係をやっと把握。EASYCARDで支払いをしたので料金も解らず。。

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久しぶりの故宮博物院です。周辺で写真撮影をしている方々を見る限り大陸からの観光客が圧倒的に多そうな印象でした。共産中国大陸からの訪問者は、どの様な気持ちでここを訪れているのか知りたいところです。

日本にある高麗物をターゲットする韓国窃盗団があるように、大陸から盗まれた至宝を取り返すと(嘘の)大義で台湾で暗躍する大陸からの窃盗団が沢山いそうな気がしてなりません。ガイドさんに聞いてみると、回答はYESで地方の防犯が手薄な寺院等が狙われているとのことでした。

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今回の台湾訪問目的の特別展示案内がありました。

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故宮博物院は荷物持ち込みが禁止されているので、ロッカーに預けて早速陳列室103/104へ向かいます。入り口は寺院内の書庫を模したようになっており、その雰囲気に期待がおのずと高まってしまいます。館内は原則撮影禁止ですがガイドさんが研究目的に限りOKと許可を得てくれました。

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中央は転生制度の開始となったと言われる活仏、カルマパ2世カルマ・パクシ。現17世にはツルプ寺で妻と一緒に謁見させて頂いた遠い記憶が。。向かって右がタクルン寺の座主(名前は失念)。パリのギュメーでも似た仏画を見た事があります。チベット人の美意識に強い影響を与えたネパールの画風が強く見え、12~14世紀のサキャ、カギュー派の仏画は非常に自分の好みです。

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清朝皇室の命で作成された経典群の経板。図像が非常に色鮮やかで息を呑むばかりの完成度。今回初めて知る事になった漢族でデプン寺で修行をした欧陽鷺氏等、漢族や漢地とチベットは密接な関係があり、多種多様な歴史があるのを知る事ができ収穫でした。チベット関連文物は台北だけでなく、嘉義市にある南院にも多数所蔵されているとのことを知ったので時期をみて訪れたいところです(11月に1泊2日弾丸航空券手配済)。

陳列室101の常設”慈悲と知恵”にも中国やチベットで作製された素晴らしい仏像が展示されています。故宮博物院でどれだけのチベット関連の文物が所蔵されているか想像もつかないですが、今回目にすることができた文物だけでも、余りに素晴らしく半日圧倒されっぱなしでした。

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帰りも路線バスを利用。地元の方が同行してくれているので何も心配しなくてよいので安心です。翌朝帰国する便は朝06:50出発なので、桃園空港側で宿泊を予定していました。ガイドさんが一緒に夕食をと誘ってくれたので予約キャンセル(当日夕方までキャンセル可だった)してこの晩は台北に泊まる事にしました。